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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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メランコ人間とシゾフレ人間

昨日のエントリーでご紹介した本を読んで、少し心理学にも興味が沸いてきました。いままでもフロイトやユングに挑戦したことはあったのですが、「よくわから~ん!!」と投げ出してしまっていました。心理学って私には難しすぎるワと諦めムードだったんですが、この本はわかりやすいっ!

和田秀樹 痛快!心理学―ハンディ版

フロイトからコフートに至るまでの流れを簡潔かつ面白くまとめてあり、私でもスラスラ読めました。それだけではない。

「メガヒット現象を精神分析する」

なんていうオモシロ理論に、わおっとふっ飛んでいきそうになってしまったのです。

著者、和田秀樹先生によると、人間は「メランコ人間」(つまり躁鬱病タイプ)と「シゾフレ人間」(統合失調症タイプ)に分けられるそう。もちろん、あくまでも「タイプ」の話です。鬱病というのは、自分は病気になるのではないか。自分はきっと貧乏になる。すべては自分が悪いのだetc.と自分自身を視点に考える。躁状態のときにも「自分はすごい」。周囲のことはたいしてどうでもよい。こうした躁鬱の特徴である「自分」を中心と考える傾向がやや強いのが「メランコ人間」。それに対して統合失調症では他人が気になる。誰かが俺を殺そうとしている。CIAが私をスパイしている。自分がどうかというより、周囲が心の主役。この傾向がやや強いのが「シゾフレ人間」。

「日本社会はかつてのメランコ社会からシゾフレ社会へとシフトした」というのが和田先生の理論。それが歌謡界のメガヒットに見て取れるというんです。日本では60年代の10年間に100万枚以上のセールスを記録した大ヒット曲はたった8曲しか生まれなかった。70年代には25曲。80年代は12曲。ところが、90年代に入ると毎年20曲前後のミリオンセラーが量産されるようになった。劇的に変化したのは単に量だけではない。かつてのメガヒットというのは「およげたいやきくん」や「黒猫のタンゴ」のように、老若男女を問わない国民ソングであったのに対し、近年のヒット曲は主に若者だけのものであることも指摘しています。

メランコ人間は「自分は自分でいたい」という頑固者なので、他人がよいと言っても自分自身が気に入らなければ聴かない。ポリシーがあるので、山口百恵は聴くけど桜田淳子には見向きもしない。かぐや姫のファンなら井上陽水は決して聴かない。しかし、最近の「シゾフレ人間」たちは節操がない。他人や流行にすぐに流される。柔軟性はあるが、現在のことしか考えない。

今の40代から上の世代はメランコ傾向が強いため、一つの組織にこだわる会社人間でありながら、人とは違う人間でいたいので出世欲が強い。だからリストラされるとショックで鬱になってしまう。それにひきかえ10代20代の若い世代は、シゾフレ傾向が強く、定職を持たないことに危機感を持たない。濃い人間関係を好まないので赤提灯的な飲み会は苦手だけど、パーティは好き。しかし、広く浅くの関係作りがうまくいかないと引きこもってしまう。

どうでしょうね?この分析。

メランコとシゾフレなんて思いもつきませんでしたが、ちょっと思い当たるところがないでもありません。私、去年一年間、息子がお世話になっていた学童保育室の役員だったのですが、組織の運営をしていて感じたことは、20代の保護者と40代の保護者では組織に対する感覚はずいぶん違うものだなあ~ということでした。30代の私はどっちつかず。(というのは単なる主観かな?)人間関係があまり濃いのも疲れるけど、あまりドライなのも寂しいという感じ。メランコとシゾフレの両方の性質を併せ持つ?それってもしかして一番厄介な状態かも・・・!?
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  1. 2005/06/01(水) 10:40:51|
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