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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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バカンス-ストレス

今朝までの四日間、友達一家が遊びに来ていました。一緒にサイクリングをしたり、泳いだりして過ごしたのですが、彼らにとってこれはバカンス前夜祭とでも言いましょうか。本格的なバカンスはこれからだそうです。北ドイツのリューゲン島で二週間の休暇を過ごすと言って、車の屋根に家族全員の自転車を積んで出かけて行きました。

友達いわく、
「本当はリューゲン島じゃなくて農家バカンスにしたかったんだけど、計画を立てるに出遅れちゃって、希望のところはどこもいっぱい。やっとのことで空いている休暇村を見つけたのよ」
もともと希望していたペンションは大人気でいつも満室、2年前から予約を入れる人もいるとか。

いやはや.....二年も前からですか。

私も旅行が大好きだし、計画を立てるのも好きな方ですが、さすがにそんなに先のことまでは考えられないな~。どうしても行きたい場所があって、夢を実現させるために何年かコツコツお金を貯めるというのならともかく、来年度の夏休暇はこう、冬休暇はこう、その翌年はこれにあれ。って、そこまで頭が回らない。

そもそも休暇って本来は、「最近、残業が多くて肩が凝って困ってるから、どこか暖かい場所でのんびりして疲れを取ろう」のように、そのときの自分の欲求や必要性に応じて内容を決めるものだと思うのに、スケジュールのように予め組んでそれを律儀にこなすっていうのも妙な気がする。

しかし、そうせざるを得ないのは、なんと言ってもお金が絡んでいるからですよねー。

ドイツではパック旅行など、日本人の感覚ではとうてい考えられないほど安いものがたくさんありますが、それはあくまでシーズンオフの話。就学児童のいる家庭では、学校が休みの期間にバカンスに出かけるしかなく、夏休みや冬休みに入った途端にパック料金が3倍ほどに跳ね上がるのは日本と同じ。財布と相談しつつ、できるだけ理想的バカンスの条件を満たす場所を選ぼうとなると、誰よりも早くからカタログを入手して計画を立てないと、条件のいいところからどんどん人に取られていくわけです。このカタログっていうのがまた分厚くて、複数の旅行会社のものを比較し、たとえばビーチリゾートだったら部屋や食事の条件はもちろん、海の水温、ビーチの状態、子どもの遊び場、ベビーシッターサービス、空港からの距離など、いろんな方面からチェックを入れつつ選ぶ。なかなか大変。

なにもそこまでしてバカンスに行かなくても~、と日本人の多くは思うかもしれませんね。

我が家は、今年の夏は日本から母が来て、おうちバカンスなんですが、友達にきかれました。
「来年はどうするの?」
「さあ~。まだ考えてないわ。ダンナの休暇がいつ取れるかわかんないしね」
「子どもがいるんだから、夏休みの期間中に休暇が取れるように会社が配慮してくれるはずでしょ」
「う~ん。それが、プロジェクトワークなもんだからね~。前のプロジェクトのときにも、終了間際はバカンス禁止になったりして大変だったの。だから来年も当てにならないなあ」
「大丈夫よ。会社の都合で学校の休みの期間中に休暇が取れない場合は、会社側から学校宛に手紙を書いてもらえば、二週間までなら『学期中特別休暇』が認められるのよ。だって子ども達にはバカンスに行く権利があるわけだから

そ、そうなんですか?初めて聞きました。

日本では、「夏休みに海へ行きたいけど、お父さんがお休み取れないから」と諦める子どもが大勢いると思いますが。最近は日本の学校も柔軟になって来たと言うか、学期中に「旅行に行くので学校休ませます」という家庭があっても、「そうですか。では楽しんで来てください」と送り出すケースもちらほらありますね。でも、それって「まったく、しょうがないなあ」と大目に見てるんであって、バカンスに行く権利云々という発想には達していないような。

ドイツ人の場合、せっかくバカンスに行く権利と時間があっても、夫婦でバカンスに対するイメージが食い違ってケンカになるとか、何週間も一緒にいるうちにお互いが鬱陶しくなるとか、高いツアー料金を払ったのにサービスが思ってたのと違って頭来たとか、雨ばっかりで何もできなかったとか、土産話ならぬウンザリ物語もよく聞きます。

バカンスはストレスにならないように楽しみたいものです。

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  1. 2006/07/05(水) 03:14:31|
  2. 旅行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
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コメント

権利

『バカンスに行く子供の権利』。なかなか現代的な響きですね。

どちらにしろ、家族と一緒のそのような時間共有が慣習化していること、羨ましい限りです。
  1. 2006/07/05(水) 14:32:09 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

なんか、子供のバカンスに行く権利っていうのも、本末転倒のような気がするねえ。またそんなところまで権利を振りかざさなくたっていいのに。
まあ、日本にいると、そこまでしてバカンスを取れるようになっている国全体のシステムはうらやましくはあるよね。
でも、2年も前から計画しなくてはならないのなら、それもまたバカンス?って感じ!
  1. 2006/07/05(水) 17:49:34 |
  2. URL |
  3. Sue #-
  4. [ 編集 ]

RYOさん

家族の時間を持つことが当然と考えられているのは嬉しいですが、それができない家族は「可愛そう」とまでなっちゃうと、いいような悪いような。
  1. 2006/07/05(水) 18:43:52 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Sueさん

ドイツでは夏休みに入った途端の道路の渋滞などを懸念して、州ごとに休みをずらしたりしてるじゃない?旅行会社はそれもちゃんと調べ上げていて、出発地ごとに、休みに突入した日から料金が最高ゾーンの設定になるんだから、一大ビジネスだよね。少子化が進むと旅行会社は困るかも。
  1. 2006/07/05(水) 18:53:16 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

有給をフルに使うシンガポールでは子供の休みにあわせ、社内でスケジュール調整しなければならないときがありますね。基本的には早いもの勝ちですけど・・・・・。
  1. 2006/07/05(水) 22:40:19 |
  2. URL |
  3. Kiasu #-
  4. [ 編集 ]

Kiasuさん

有給を使い切ることに抵抗はないのですね?ちなみに有給はどのくらいあるのでしょうか。ドイツは確か年間で5週間。
  1. 2006/07/06(木) 19:41:44 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

「バカンスは子どもの権利」フランスでも感じました。
夏前から、バカンス募金なるものが出現。
「バカンスに行くお金がない子どもたちに愛の手を!」ってやつです。
衣食住に困るならともかく、バカンスに家族で行くための募金?と、不思議に思ったものでした。

実は、私、(日本へ帰るのを除いて)家を出発し、4~5日ぐらいは元気なんですが、1週間過ぎると、なんだか帰りたくなっちゃうんです。
バカンス満喫シフトには入っていけないんですよ。
これって、損?
  1. 2006/07/06(木) 21:38:23 |
  2. URL |
  3. 麻 #-
  4. [ 編集 ]

麻さん

バカンス募金ですか。それはますますスゴイですね。ドイツではボーナスが日本より少ない代わりに、会社からバカンス補助金なるものが出ることもあるみたいですが、最初に聞いたときには「バカンスに行けて、さらにお金までもらえるとは!」とびっくりしました。

私が旅行中すごく嫌なのは、洗濯物が溜まることです。何日も洗えない日が続いてスーツケースが家族の汚れ物でいっぱいになって来るとイライラしてしまいます。あと、ヨーロッパでのバカンスの場合、脂っこい食事が続くとご飯が食べたくなります。

ですから、宿泊先の条件はいつも、「洗濯機が使えて、部屋でご飯を炊けること」なんですよ~。これも損ですね。

  1. 2006/07/06(木) 22:38:48 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

コンニチハ、ビアンカさん

遅いコメント、失礼しますー。

子供まで学期中に休暇を取る権利があったなんて、知りませんでした!プライベートの時間や休暇がとっても大事なドイツは、さすがそうなのかとビックリと同時に納得。(笑)
でもこれ、お正月に日本に帰るときなど使えません?冬休みって短いから・・・。(笑)
また、夏休み中など、ドイツでは学校からの宿題は全然出ないそうですが、それにもビックリしました。
「休みは休むためにあるから」って友人は言うのですが、日本との差が大きいですね。(これではPISAが低くても無理はないか・・・)

夏休みにはお母様がいらっしゃるとか。楽しみですね。

私はBad mein Garten結構好きです。
  1. 2006/07/10(月) 17:43:54 |
  2. URL |
  3. トミ子 #tIsfWnJQ
  4. [ 編集 ]

トミ子さん

学校の休みの間に日本へ帰るとなると、冬や春は日程がキツいから、夏しかないんですよね~。

夏休みは宿題もないし、ピアノなどの習い事もお休みになる場合が多いですね。日本の学校だと宿題があるだけでなく、生活表のようなのをつけて提出しなさいって言われたりもするので、本当に考え方が全然違うなあと思います。

  1. 2006/07/10(月) 19:10:49 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

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