わいるどわ~るど 

異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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ピッカピカの0年生!

うちの娘は幼稚園児でも保育園児でもなく、小学生でもない。なんとも宙ぶらりんの状態。四月生まれの七歳で、三月に日本で保育園を卒園していますが、こちらの新年度は八月に始まるので、一年生になれずにいます。

入学までの間、幼稚園にでも入れたらよかったのですが、ドイツは幼稚園の数が非常に少なく、どこも定員いっぱい。そんなわけでどこにも彼女は籍がなく、「家事手伝い」状態。

家にいてもそれなりにすることはあるけれど、友達がいません。それが少し可愛そうです。

この間、お客さんが来て、ドイツ語で冗談を言いながらみんなで笑っていると、娘が日本語でこうポツリと。

わたしは、わからない言葉がいっぱいあるから、みんなが笑っていてもどうして面白いのかわからないの

日本にいたときは、私と子ども達の会話についていけない夫がちょっと疎外感を抱いていたようですが、今度は娘が寂しい思いをしちゃってるんだなあ。

学校に行かないとドイツ人の友達ができなくて、ドイツ人の友達ができないとなかなかドイツ語が上達しないんだよな~。

そう思い、学校に掛け合ってみました。
「入学前だけど、通わせるわけにいきませんか?」と。
OKが出ました。明日は祝日なので、火曜日から娘は学校へ行きます。一年生ではなく、ゼロ年生として。

娘はやっと学校に行かれることになったのが嬉しくて、でもドイツ語がよくわからないからちょっと心配で....と、複雑な心境のよう。

先日、スペインで生まれ、6歳までスペインで過ごしたというドイツ人の女の子のお母さんと話す機会がありました。そのお母さんが言うには、
私達夫婦は二人ともドイツ人だし、スペインでも家ではドイツ語を話していたけれど、娘にとって故郷はスペインみたいなの。ドイツの生活に慣れるのに1年以上もかかったし、今でもスペインに帰りたいとよく言うのよ

うちの息子も、6歳でドイツを離れ、日本で4年近く生活しても、「自分の本当の居場所はドイツ」という意識が最後まで抜けきらなかったようです。ドイツに戻って来たら、何の違和感も感じずにスッと周囲に溶け込んだように見えます。

息子とは対照的に、3歳からの4年間を日本で過ごした娘には、ドイツとはいろいろ奇妙なことの多い国らしく、「どうしてドイツでは○○なの?」と毎日のように言います。子どもなりにカルチャーショックを経験しているようで、「自分は日本人」という意識が息子よりずっと強いみたい。

6~7歳というのは文化的に敏感になる年齢というか、特定の文化に根を張り出す時期、あるいはそれを自覚できるようになる年齢なのだろうか。

娘はドイツ社会にソフトランディングできるでしょうか。ちょっとドキドキです。


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  1. 2006/06/05(月) 03:08:54|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:16
<<食の許容範囲 | ホーム | 日本の週末とドイツの週末>>

コメント

本当ね、うまくいくこと祈ってます。
でも、元上司の子供たちを見ていたら、まったく日本語なんて知らないで、2年生の秋からいきなり日本の公立の学校に入って、それなりに苦労はしたけど、― それにもちろん自分はドイツ人と思っているでしょうけれど、 - 楽しく学校生活送っています。それに比べれば、お宅は両親から日独の文化を受け継ぎ、両方の国に実際に触れたのだから、もっとうまくいくと思うよ。
  1. 2006/06/05(月) 19:21:19 |
  2. URL |
  3. Sue #-
  4. [ 編集 ]

きっと軟着陸できますよ

ゼロ年生で受け入れてくれるなんて、日本の小学校にはあり得ない柔軟さです。
ドイツでは学校が子どものためにあるんですね。

いいなあ。

ビアンカさんちのゆりの花は、今根を張り芽を出そうとしているところなのだと思います。
これから先が楽しみ・・・・・。
  1. 2006/06/05(月) 22:36:48 |
  2. URL |
  3. わくわくふわく #-
  4. [ 編集 ]

ウチの息子通算ではシンガポールの生活が長いのに自分の故郷は日本だと言ってますし、ハーフなのに日本人だと言い切ります。それはそれで大事にしてあげたいです。

それにしてもドイツの小学校、粋なはからいですね。0年生でも学校生活に慣れるための準備と思えば十分ですね。こちらにはそのような配慮全くありません。

娘さんが早くドイツ生活に慣れるといいですね。
  1. 2006/06/06(火) 00:08:22 |
  2. URL |
  3. Kiasu #-
  4. [ 編集 ]

Sueさん

群馬の高崎に住んでいる、あるドイツ人一家、子ども達は日本で生まれて日本の幼稚園に行っているんだけど、すっかり日本人化しちゃって、ドイツに一時帰国したときに、ドイツのおばあちゃんの作ったものをちっとも食べなかったんですって。

「おにぎりがいい~」って言ってたらしいですよ。
  1. 2006/06/06(火) 15:50:29 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

わくわくふわくさん

校長先生が話のわかる人でよかったです。

今朝、ちょっと緊張した面持ちで出かけていきました。早く友達ができるといいですが。
  1. 2006/06/06(火) 15:55:04 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Kiasuさん

息子さんは日本人意識が強いのですね~。大きくなったら、「日本へ帰る」と言うかもしれませんね。

うちの息子はドイツの学校での給食のとき、お米のメニューは絶対に選ばないんだそうです。「ドイツのご飯はちゃんとしたご飯じゃないから食べる気がしない」と言って、じゃがいも料理を食べて来ます。そういうところは日本人っぽくて笑ってしまいます。
  1. 2006/06/06(火) 16:01:51 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

娘さん、うまく溶け込めればいいですね。

うちのチビももうすぐ7歳。そうかぁ、敏感な年なんだな。 周りは、チビの人生の中に私という外国人が現れたことで、将来きっといい影響が現れるよ、といってます。 ひょっとしたら、日本に興味を持って、留学いきたいというかもしれないし、バイリンガルになるかもしれない。

母親の話だと、しょっちゅうチビが母親に家で言うらしいです。「すまいるのとこではできるのにぃ。」なんか、ちょっと複雑でした。

  1. 2006/06/07(水) 04:57:55 |
  2. URL |
  3. すまいる #-
  4. [ 編集 ]

まだ、0年生なのでちょっと早いかもしれませんけど。

数年前、僕が新しい職場で働き始めるときに、友人がくれた、きれいな絵のカードのことを思い出しましたね。
そこにはビーバーの子が描かれていて、自分で削った(笑) 鉛筆の横に、期待と不安の入り混じった顔で立っているんでした。そう、「用意できたよ!」と言っていそうなふうに。
もちろん題名はSchulanfangだったわけですけど。

順調に学校生活を始められるといいですね。
  1. 2006/06/07(水) 06:14:53 |
  2. URL |
  3. michiaki01 #-
  4. [ 編集 ]

聞いてあげる!

毎日の彼女の学校での頑張りを聞いてあげるだけ、あとは彼女に頑張ってもらうしかないですよね。
でも、本人がゼロ歳でスタートできているんですから、前途は明るいですよ。
ちなみに、我が家の2人のガキは日本人とバリ人の認識を状況によって使い分けています。
  1. 2006/06/07(水) 17:39:31 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

すまいるさん

おチビちゃん、すまいるさんとの出会いによって世界が広がったのなら素敵ですね。何事もきっかけがなければ始まりませんから。すまいるさん、おチビちゃんの人格形成に大きな役割を果たしているんですね。
  1. 2006/06/08(木) 04:17:22 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

michiaki01さん

ヨーロッパには面白いカードや絵はがきがありますよね。私はペンギンのマンガがついているジョークの絵はがきシリーズが好きで、以前よく買っていました。

保育園の年長児のときは随分と大きく逞しく見えた娘も、学校では本当に幼く見えます。
  1. 2006/06/08(木) 04:22:11 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

RYOさん

状況で使い分けることができるのが一番いいんでしょうね。だって、せっかく両方を受け継ぐのだもの、いいとこ取りしないと勿体ない!

  1. 2006/06/08(木) 04:26:34 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

本当に!

「6~7歳というのは文化的に敏感になる年齢というか、特定の文化に根を張り出す時期、あるいはそれを自覚できるようになる年齢なのだろうか。」...本当にその通りだと思います。
自分もその頃に育った環境で性格が形作られたと思います。
6-7歳の頃下町にいて、そこの文化が身についたので、その後山の手に引っ越してからカルチャーショックに悩みました。
下町にいた時期はほんの3-4年と短かったのですが、今でも自分は下町文化の中で育った人間だと思います。

  1. 2006/06/08(木) 17:50:34 |
  2. URL |
  3. 脳天気 #-
  4. [ 編集 ]

脳天気さん

幼いながらにして下町文化を吸収されたんですね。「○○は××であるべきだ」というような価値観が形成され始める年齢なのかもしれませんね。それ以前は先入観があまりなくて何でもありなんでしょうね。
  1. 2006/06/08(木) 20:36:28 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

娘さんの気持ち

うちの娘達を見ている私にはすっごくよく分かります。

うちなんか引越し続きとはいえ、6年間を連続して日本で過ごしました。
彼女達には「日本にいつか帰りたい」という気持ちがいつまでもあるようです。

小学校中学年、高学年の上の二人は、文化慣習、まるまる日本です。ドイツの文化はまだまだ異文化。

この子達がどうなれていくのかなぁ、と不思議です。

ビアンカ三のお宅では、おうちの中ドイツ語ではないんですね?!
  1. 2006/06/11(日) 19:38:56 |
  2. URL |
  3. がるっち #yl2HcnkM
  4. [ 編集 ]

がるっちさん

がるっちさんのお嬢さん達もですか。

新しい土地にそのうち慣れはしても、故郷を忘れるわけではないということかしら。

うちは現在、平日は別居なので、平日は私と子ども達で日本語オンリー、週末は夫とはドイツ語です。
  1. 2006/06/12(月) 03:20:59 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

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