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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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子どものありのまま

RyoさんのありのままをへTBです。

日本を発つ数日前に、娘の保育園の卒園式がありました。この園の卒園式はとてもユニークな卒園式で、その年によって趣向が少しづつ違うのですが、今年も開式宣言とともに卒園児が側転をしながら入場するなど面白く、私達夫婦、そして娘にとって思い出深い日となりました。

式が終わった後のパーティの席で、園長からこんな話がありました。

これから、あなたたち親は様々な価値観の中で子育てをしていかなければならないが、一つ決して忘れてはいけないことがある。それは、子どもをあるがまま受け入れること。幼児期にも反抗期があったり、それなりに苦労して来たと思うけれど、子どもが13歳ぐらいになったとき、親はそれまでよりももっともっと大きな試練を必ず経験します。そのときに、自分の子どもはこうでなければならない、こうならなくてはならない、と思ってはいけません。自分の子どもであっても、自分とは全く別の人格であることを尊重してやらなければ子どもは苦しみます

園長は数年前に開いたある公開子育て講座で、子どもの非行に悩むある母親から相談を受けたそうです。そのときにも上記のような話をしたのですが、残念ながらうまく伝わらず、そのお母さんは、「いいえ、これは息子が勝つか、私が勝つかという戦いなのです。私はなんとしてでも、この戦いに勝たなくてはならないのです」と言った。そしてその一年後、彼女の息子さんは(詳しく書くことは避けますが)とても悲しい事件を起こすことになってしまったのだそうでした。

子どもは親の思い通りになどできないのだ、ということ。頭では理解できても、気持ちの上で納得できないときがあります。子どもにまったく期待しないことは難しい。人目も気になります。子どもをちゃんと躾けていないダメな親だと思われてしまうんじゃないか。世間がどう思うかの前に、自分の子どもが何を思い、何を求めているのかに向き合わなくてはいけないのに、それができないことがよくある。

子どもをありのままに受け入れるって、本当に難しいことだなあ、と思います。

近頃、悲惨な青少年事件が次々と起こるのを見ていると、最近の子どもって、他人にちょっと批判されたり、拒絶されただけで、「もう人生終わりだ」のように感じてしまうのかなという気がします。批判や中傷を受けるのは誰にでもあることで、もちろんいい気持ちはしませんが、大抵なら家族や親しい友人に悩みや愚痴を聞いてもらって「そんなことないよ。大丈夫だよ」と慰めてもらえば、なんとか立ち直れるのではないかと思うのですが、それがうまくいかないケースが増えているんでしょうか。

欠点は誰にでもある。欠点も裏をかえせば長所になり得る。だから、そのままでもいいじゃないか。そんなふうにおおらかに考えられたら、楽なのにな。一人の人に「あなたはダメ」と言われたからって、みんなにそう思われているわけじゃない。人間の価値に絶対的基準なんてないんだから、そんなに落ち込まなくてもいいんですよね。

子どもを欠点のない人間に育てるということはできません。そりゃもちろん、人様にあまり迷惑をかける人間にならないほうがいいですけど、多少の欠点があっても、自分に自信を持ち、相手にも寛容であれる人間であれたら幸せなのではないか。

ということを、たま~に思い出します。(またすぐに忘れちゃいますが。。。)


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  1. 2006/04/29(土) 20:18:33|
  2. 日常
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:16
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コメント

いい園長さんでしたね。
しかし、こう考えられない人(親)が多いんですよね...。

僕は映画で見ましたが、
die Einsamkeit der Krokodile
のことも思い出しました。
  1. 2006/04/30(日) 03:26:48 |
  2. URL |
  3. michiaki01 #-
  4. [ 編集 ]

michiaki01さん

Die Einsamkeit der Krokodile.、知らなかったのですが、今レビューを検索して読んでみました。

息子が13歳になるまで、あと2年ちょっとです。どんな試練が自分を待っているのだろう。。。と思います。(母に聞いたら、私も弟達もみんな13歳で親を困らせたらしいので。。。)

  1. 2006/04/30(日) 05:39:31 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

たびたびお邪魔してなんですが...。

先日話題になった、「自由意思での選択」について、明日4月30日の夕方6時から、3SATで、そのテーマを取り上げるようですね。ご存知だったかもしれませんが...。

PS   僕はそれほど困らせなかったのだと思います。しかし、その後、本人が苦労することになったと思うんですよね。
  1. 2006/04/30(日) 06:27:43 |
  2. URL |
  3. michiaki01 #-
  4. [ 編集 ]

"最近の子どもって、他人にちょっと批判されたり、拒絶されただけで、「もう人生終わりだ」のように感じてしまうのかなという気がします"

特に、日本の親って、子供が別人格だとわかっていないような・・だから、男の子だったりすると、そのうち別の女に取られるから悔しいとか、何だか変な発言がでたりるすのでは?

でも、反対に上の批判されるということを考えると、今の親は子供を叱らない、もしくは叱れない人が多く、だからこそ、家でこういうところは直したほうがいいとか、もう少しああしたほうがいい、といわれていない子は、他人の批判はもっと受け入れないのでは?と感じます。もちろん、あまりうるさく言い過ぎて、いっぱいいっぱいな子供もいると思いますが・・・

子育てって難しいね。
  1. 2006/04/30(日) 08:20:44 |
  2. URL |
  3. Sue #-
  4. [ 編集 ]

いろいろ書きたいのですが、

短くします。僕は親として子供との物理的精神的距離を近くしようと本当に意識しています。それで、「子供が分からない?」なんていう気持ちになることはありません。というよりも、分からないのが当たり前だというところからスタートします。
それと、あるAさんがあるBさんを駄目だと評価したとき、そのほかの人たちが声を合わせるかのようにBさんを駄目だと、日本では言いがちです。これがおかしいと僕は思うんです。だって、それぞれの人t地がBさんを見詰める角度や関係性における背景が違うのに、その評価が一致するということが信じられません。
  1. 2006/04/30(日) 09:52:21 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

忘れてました。

TBありがとうございます。こちらからもTBさせてもらうかもしれません(前振りして必ず書くぞと自分にプレッシャーかける!?)。
  1. 2006/04/30(日) 09:57:59 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

michiaki01さん

教えてくださって、ありがとうございます。今晩が楽しみです!
  1. 2006/04/30(日) 15:25:51 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Sueさん

叱っちゃいけないってことじゃなく、叱り方だと思うんだけど、私、つい言い過ぎてしまうんだよね、子どもを叱るとき。

「もう反省してるのに、なんでそれ以上言うの!」って言われて、「あ~、私、子どもを諭すっていうより、自分の苛立ちを解消しようとしてるな」って思うの。本当に難しい。。。
  1. 2006/04/30(日) 15:30:27 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

RYOさん

もともと別人格というところからスタートして、だから相手を知ろうと努力するということですね。わからないのが当然と思っていると、「察してもらえると思った」とがっかりすることも少なくて、ある意味で楽かもしれません。

一人の人がみなから一斉に批判されるときって、本当に全員が同じように見ているのか、それとも同調しているだけなのか、ということはありますね。
  1. 2006/04/30(日) 15:44:39 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

はじめまして。ヒロさん日記からやってきました。ブログを読んで、「そうそう」と思わず、書き込んでいます。
子どもの問題ですが、日本にいると、大人が人として成熟していないのが問題なのかも、という気もします。一つの風説が成り立つと、反論を考えもせず、それに飛びついていく。学校で議論の教育がないからだという気もします。
  1. 2006/05/01(月) 11:15:39 |
  2. URL |
  3. waremokou #-
  4. [ 編集 ]

waremokouさん

初めまして。

学校でどうして議論の時間がないのでしょうね。正解を得るための話し合いではなく、いろんな可能性を考え尽くす話し合いがあったらいいなと思います。
  1. 2006/05/02(火) 16:17:06 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

解っていても・・

なかなか実行に移せないことですね。 ありのままに受け入れるって。また、どこまでありのままに受け入れていいのか、どこまで「それではいけない」と叱ったり、導くのか・・。

もちろん良悪を教えることと、ありのままに受け入れることは違うんですけど、あまりにまっすぐ生きてほしくて、ああじゃないこうじゃない・・と私ならつい子供を叱り続けてしまうでしょう。 (私の親もそうでしたし)
  1. 2006/05/03(水) 03:58:40 |
  2. URL |
  3. すまいる #-
  4. [ 編集 ]

すまいるさん

持って生まれた性格ってそう変わるものじゃないので、「どうしてあんたはこうなの?」と言っても仕方ないんでしょうね。子どもに自分自身と異質な面を見つけると、理解しがたくて「どうして?」と思っちゃいますが、自分とは別の人間だから違ってても不思議はないのですよね。
  1. 2006/05/03(水) 05:32:45 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

ふたたび・・

昨日タイミングよく、このことについてふかーく考える機会があったので、TBさせていただくかもです。 

私が疑問に思ったのは、どこまでが「ありのままにおいておいたほうがいい性格」で、「家庭環境やその他の原因で子供の素行が悪くなっている」のか・・・。 多分、こちらの記事はその悪くなる前の子供の性格を言われているのだと思いますが。
  1. 2006/05/04(木) 04:48:39 |
  2. URL |
  3. すまいる #-
  4. [ 編集 ]

すまいるさん

園長がいつもいつも口を酸っぱくして言っていたことは、「幼児期には、子どもをまるごと受け入れて、今のままの自分でいいんだという安心感を持たせることが大事。こうしなさい、ああしなさいと子どもの行動に先行して指示しないほうがいい」ということでした。

いろんな原因で子どもの行動に問題が出るということはあると思いますが、それに気づいたらその原因の方をなんとかするようにして、「これをやったお前はダメな子」というふうには叱らないのがいいのかな、と私は解釈してます。

一時期、娘がお店の物を黙って持って来た(つまり万引きですね)ことがあり、すごくショックで園長に相談したことがありました。そのとき、「あまり大げさに考えないで、そういうことがあったらその都度注意するので大丈夫。また同じことをした場合にも、過去のことまで持ち出して叱らないように」とアドバイスされました。

保育園では、保育士から「あなたのお子さんはこういうところがだめです。直させてください」と言われた親はいなかったと思います。「最近、○○な様子だけれど、どうかしましたか」と言われて、「そういえば家で今××で。。。」というふうに、一緒に原因を考えてくれることはありました。「ダメな子、ダメな親」という目で見られることがなかったので、とても気持ちが楽でした。親としての自分も、「周囲にありのままをいったん受け入れてもらった上で、助言してもらえた」と思っています。受け入れられずに批判されるだけだと、やっぱり落ち込むので。。。

長くなってしまいました。この話題は尽きないです。
  1. 2006/05/04(木) 13:56:34 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

なるほど

いずれ私も親になりたいので、こういうことはいろんな話や意見を聞いておきたいですね。 

  1. 2006/05/05(金) 04:51:00 |
  2. URL |
  3. すまいる #-
  4. [ 編集 ]

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