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ホメオパシー その謎

近頃、ドイツのメディアでかなり頻繁にホメオパシー療法に関する記事を目にします。ほんの数日前にも見つけました。
「ADHD治療にホメオパシーの効果」
何世紀にもわたり「どうやら効くらしい」と言われ続けながらも、科学的証明のなされて来なかったホメオパシー療法ですが、今回ベルリンで発表された結果は「なんらかの効果を認めざるを得ない」ものであったらしいのです。

18世紀前半にドイツ人医師、ハーネマンにより確立されたこの療法は、患っている症状と同様の作用を持つ毒物を希釈し、患者に投与することで、患者の自然治癒力により症状を内側から押し出すという考え方に基づいている。毒物といっても、極限まで希釈を繰り返しているため、そこにはその物質の「エネルギー」しか残っていず、そのため副作用の心配がない。

かなり重症のアレルギー体質である私は、代替医療には大いに関心があるのですが、本場ドイツに住んでいながらホメオパシー療法にはなぜか縁がありませんでした。ところがちょっとしたきっかけで、日本でホメオパシーと関わる機会を持ったんですね。ホメオパス(医者ではない)による健康相談を受けたところ、症状そのものよりも原因の追求が肝心であるという説明。そして、肉体面よりもむしろ精神面の分析が主でした。ここまでは、「病気を診るのではなく人を診る」という東洋医学に通じるものがあり、また、精神分析のようでもあり、特に違和感はなかったんです。しかし、ホメオパシーの考え方について詳しい説明を受けるうちに、私の頭の中には「?」の文字がたくさん浮かんできました。どうもよくわからない。そこで、日本で出版されている某ホメオパシー入門書を読んでみました。その本は読み物としては非常に面白く、独特な世界に魅了されて一気に読破してしまった。でも・・・・・

「これは、オカルトなのではないだろうか?」

ホメオパスによると、ホメオパシー療法は科学的な治療法であり、その論理性には少しもおかしなところはないそうなのですが、そういう前提で何度読み返してみても、私にはやっぱりオカルトとしか思えないのです。

ホメオパシーは宗教なのだろうか。でも変です。ドイツでは西洋医学の免許を持つ医師がホメオパシーレメディを扱っているし、どこの薬局にも置いてあります。それに、いまや患者の五人に一人がホメオパシー療法を受けているというデータもある。オカルトなんかであるはずがない。腑に落ちず、ネットで検索したりドイツから本を取り寄せてみたところ、ドイツではホメオパシーは「アロマセラピー」や「薬草」などの自然療法の類いという扱いのようで、やはり宗教色は感じられない。どうなっているのだろう・・・?

謎だったのですが、さらに調べた結果、日本に入ってきている「クラシカル・ホメオパシー」という流派は19世紀末にアメリカで確立された「ケント派」という解釈がイギリスで定着し、それが日本へ入ってきたらしく、ドイツはまた独自の発展を遂げた様子。ドイツのホメオパシーは実際的で現代人の生活習慣に合ったかたちに変わって来ているようです。

ホメオパシーには実際に効果があるのでしょうか。私個人の限られた経験から言えば、「効くとも言えるし、あまり効かないようだとも言える」。普通の西洋医学の薬のように「効いた」「効かない」と言えないのは、例えば同じ頭痛でもその原因により服用するレメディがいろいろ違うため、効果がなかった場合に「レメディが効かなかった」のか「間違えたレメディを服用してしまった」のか判断がつかないのです。手当たり次第いろいろ試してみても効かないこともある。しかし、「これは・・・!!」というほど劇的に症状が軽快した場合もある。単なるプラセボ効果なのか。

かりにプラセボ効果だとしても、症状が改善したのならそれでいい、という考え方があります。また、ホメオパシー療法の考え方が現時点でオカルトであるとしても、だから絶対にレメディに医学的効果がないとは決めつけられない。「前世から引きずっている抑圧」だとか、人間のタイプを毒物に当てはめて類型化するなどというのは、私個人にはどうしても受け入れがたいのですが、「ホメオパシー療法の持つ不思議な力」は気になります。

先月、新聞の科学欄に「水には一種の記憶力と呼べるような性質があり、水溶液をうんと希釈して溶解物質が限りなくゼロの状態になってもその物質の情報は残る、ということが判明した」という記事を見つけて、「やややっ。希釈されたレメディに物質のエネルギーが残っているという主張がこれで裏付けられるかもっ」と興奮してしまったのですが、よく読むと、水の記憶力はほんの数秒しか持続しないらしい・・・

まだまだわかりません。ホメオパシーの謎。
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  1. 2005/05/13(金) 09:46:47|
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