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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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カレーの定義

数日、北海道の実家へ帰っていたのでコメントのお返事が遅れ、申し訳ありませんでした。

向こうはすごい吹雪でした。久しぶりに母と会って嬉しかったですが、最後の二日は何故か体調を崩し、せっかく来てくれた下の弟や義妹とロクに話もできなかった。無念です(涙)。

まあなんとか帰ってきて、今日は洗濯大会。

全然関係ありませんが、先日友達から「ビアンカが好きそうだから」と、ある雑誌を頂きました。「旅行人」という雑誌。旅行ライターの蔵前仁一さんが発行しているものなんですね。友達の判断に狂いはなく、とても楽しく読んでいます。

そこに「カレー」に関する記事があり、思わず読みふけってしまいました。私、カレーが大好きなので。いえ、ルーを使った日本のカレーじゃなくて、スパイスをブレンドして作るカレーです。

インドに行ったことがないくせに、インド風カレーが好きで、しかも味にかなりこだわりがあるので、その辺のインド料理屋のカレーにはなかなか納得できません。これまでに数多く訪れた世界各国インドレストランのうち、私が太鼓判を押したのはたったの二つだけ。その味を再現すべく、キッチンでスパイス混ぜ混ぜ修行中。本を見たり、インド人の親友のいる弟にレシピを伝授してもらったり。最近ではかなり理想の味に近づいてきました。

しかし、カレーって一体何なんでしょう?

「カレー」という食べ物がある地域、つまりカレー文化圏ってどこからどこまでなのか。東は日本から西はパキスタンくらいまで?

東南アジアのほとんどの国にはカレー料理があるようですが、日本カレーともインドカレーともまたかなり違う味ですね。タイのグリーンカレーとか。タイ語では「カレー」という呼び名ではないけど、タイの人はあれを「カレー」と認識しているのかな。

日本や韓国の「ルーカレー」はもともとの郷土料理ではなく、輸入された料理なので、厳密には東アジアはカレー文化圏には入らないのか?

インドではカレー粉を使った料理はなく、スパイスをブレンドした煮込み料理があり、それを(外国人が)カレーと呼んでいるらしいけれど、インド人にとって「カレー」という料理は存在しないのだろうか。

そこでカレーを「スパイスをブレンドして味をつけた煮込み料理」と定義すると、話は一層ややこしくなってきます。パキスタンを越え、中東へ行くと、そこにもスパイスの効いた煮込み料理はたくさんある。お米やナンのようなパンと一緒に食べるところがカレーにそっくり。大変美味しい。でも、私の舌はそれらを「カレー」とは認識しませんでした

ちなみに私がエジプトから持ち帰った中東料理の本によると、煮込みに使われるメインスパイスはターメリック・サフラン・シナモン。これは大体、何にでも入っています。その他に料理によって、ナツメグ・クローブ・フェヌグリークなどがブレンドされます。レモン汁やミントが加えられるあたりが中東独特なのでしょうか。辛みはほとんどありません。

日本でたまに懐かしくなり、中東料理を作るんですが、調理中に人が来ると必ず、「今晩の料理はカレー?」と聞かれます。ということは、私がカレーと認識しないスパイスブレンドでもカレーと認識する人はいるということだ。ということは中東もカレー文化圏に入るのだろうか?

私にとっての「カレーの香り」はクミン。これをたっぷり入れないとカレーという気がしません。この「メインの香り」が人によって違うのかもしれません。

スパイス煮込み料理なら、ヨーロッパにもあります。ドイツでよく食べる「グラーシュ」という料理、もとはハンガリーの郷土料理だそうですが、パプリカやキャラウェイをたっぷり入れたシチュー。でも、これをカレーという人は多分、いないでしょうね。

まったく、どこからどこまでがカレーなんだろう。

おそらく、スパイスをブレンドした料理というのは世界に広く存在し、そのブレンドの仕方がそれぞれ違うけれども、インドに近づくにつれて「カレー度指数」が100に近づいて行く。そういうことでしょうか。

私が勝手に決めた「カレー度指数」によると、タイのカレーのカレー度指数は50、マレーシアで80、ネパールあたりで90くらいに上がり、中央インドで堂々の100、パキスタンの料理は北インド料理と似てるけど南インドのカレーほどはスパイスを使わないから80くらいに落ちて、アフガニスタンのことは知らないからパスして、イランに入って何故か一気に30に落ち、トルコへ行くとヨーロッパ料理と融合してさらにカレー度減退で20。ヨーロッパ大陸に入るとカレー度指数はさらに限りなく低くなって行く・・・・・

勝手に決めたので、間違っていても知りません。

日本のカレーのカレー度指数ってどうなんだろ。私達日本人からすると「これこそがカレー!」だけど、スパイスの調合を科学的・客観的に分析したらどうなるか。

誰かやってくれないでしょうか。

自分でやるのは大変だから、食文化人類学者の石毛直道先生あたりが研究してくださらないかしら。

などと、相変わらずくだらないことを考えてます。
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  1. 2006/02/20(月) 11:19:36|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:16
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コメント

奥が深いですね。カレー。

またおじゃまします。
実は、ドイツに来て家を探す間、職場の所有するアパートを借りたのですが、前にインド人家族が住んでいたようです。
キッチンの戸棚を開けると、いわゆる(私の感知できる)カレーの香りがしていました。
それから、新宿・中村屋のカレーは戦前、日本に亡命してきていたインド人青年が、中村屋の娘と恋に落ち、結婚し、日本にも本当のカレーを!と自らスパイスを探し歩いて、完成させたものだとか。
いちおうインド人のカレーと日本人のカレー、リンクはしてるんですが、うーん、カレーってなんだろう?
  1. 2006/02/20(月) 17:30:39 |
  2. URL |
  3. 麻。 #-
  4. [ 編集 ]

バリ島にも

バリ島にもCURRYというものがあります。でも、日本のようなカレーではなく、いわゆる味付けのための材料(調味料)です。それらはお肉などを煮込むときに使われるもので、カリーという食べ物自体があるという認識はないようです。
  1. 2006/02/20(月) 18:54:30 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

ロンドンに出張にいったとき、コンビニでカレーを見つけました。しかも店員はインド人。

インド人の多いロンドンでもカレーは人気があるらしいです。インド料理を食べにつれていってもらったのですが、本場のインドカレーを食べたことがないので、「カレー度指数」はわかりません。でもおいしかったです。シンガポールでインド人がつくるカレーの味でしたね。
  1. 2006/02/21(火) 01:24:59 |
  2. URL |
  3. Kiasu #-
  4. [ 編集 ]

聞いたことあります

ビアンカさんがおっしゃるとおり、インドではカレーという名称は使わず、昔スパイスがイギリスへ開拓者によって持ち帰られたときに、彼らなりに配合されたものがカレースパイスとして使われてから、クミンの聞いたスパイスがカレーといわれるようになった・・・とどっかで聞いたことがあります。 あのS&Bがその発端の会社だと。。

S&Bがイギリス系だったか、イギリスの会社の名前をもじって日本がS&B社を作ったかは忘れてしまいました。。
  1. 2006/02/21(火) 03:39:08 |
  2. URL |
  3. すまいる #TwO4yE0Y
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カレー指数

街のインド人商店で、カレーの作り方を教わり、香辛料を色々買って、炒って、調合しました。それを日本風のカレーに混ぜて作ったら、めちゃくちゃおいしくなりました。カレー指数高そうですよね!
  1. 2006/02/21(火) 06:25:35 |
  2. URL |
  3. にしお #HH7DicBs
  4. [ 編集 ]

カレー

先日、インド人女性の家に行った時に、勉強しようと思って、じいいとカレーつくりを見ました。(というか、私よりオージーの夫がよく見ていたのですが)
隠し味だったかどうか忘れましたが、秘密のスパイス「hing」というものを使ってました。これはうちのまわりでは手に入らないので実家から送ってもらってるとか。
それにしても、インドカレーってほとんど煮込まないんですよね。30分くらいの間で4・5品カレー作ってくれました。あれは驚きでした!
  1. 2006/02/21(火) 12:46:52 |
  2. URL |
  3. kazraasch #-
  4. [ 編集 ]

麻さん

インド青年が「日本にも本当のカレーを!」と発奮したということは、当時の日本のカレーのカレー度指数はやはり低かった、ということなのでしょうか。

最近は日本のカレーのレベルもきっとアップしていますよね。
  1. 2006/02/21(火) 23:16:59 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Ryoさん

カレーライスはないんですか。バリ人にとってのカレーとは、カレーチャーハンを作るときのように料理にパラパラと振りかけて使うものなのですねー。
  1. 2006/02/21(火) 23:20:31 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Kiasuさん

私も本場の味を知らないのに、知っているようなことを書いていますが、今まで美味しいと思ったカレーはインド人経営のレストランのカレーで、普通のインド人の家で食べた家庭料理は淡白であまりカレーらしくありませんでした。

イギリスではカレーライスのライスの代わりにフライドポテトが出ることがあるって本当なんでしょうか。
  1. 2006/02/21(火) 23:25:36 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

すまいるさん

S&Bのカレー粉となったスパイスの配合が世界中で人々に「カレー」と認識される味の標準なのかな。

なのにインドレストランでは明らかに違う香りがしてますね。
  1. 2006/02/21(火) 23:30:03 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

にしおさん

是非、そのスパイスの配合が知りたいでーす。ガラムマサラとは違うのかしら。
  1. 2006/02/21(火) 23:37:02 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

kazraaschさん

hingって、確かフェヌグリークのことじゃなかったかしら?違っていたらごめんなさい。日本にも最近あるんですよ。

カレー、煮込まないんですか~。私、煮込んでいました。水はあまり入れずにマサラの中で蒸し煮にしていたんですが、違うんですね。もっと研究しなきゃ。
  1. 2006/02/21(火) 23:40:09 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

カレー

プロトティピカルなカレーとは何かって面白いですね。いろいろな地域で調べてみたい気がします。色、におい、何が入っているかとか、一緒に何を食べるかとか。
  1. 2006/02/22(水) 21:44:39 |
  2. URL |
  3. ヒロシ #-
  4. [ 編集 ]

ヒロシさん

調べたいですね~。調べてどうするのかって聞かれると、どうもしないんだけど。
  1. 2006/02/23(木) 12:25:24 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

遅くにすみません(笑)

おひさしぶりです。
カレーに反応しました(* ̄m ̄)プッ
私も、インドでは「カレー粉」が存在しないと聞きました。
そのときの印象は、カレー粉とは、スパイスをブレンドしたもの、と思ってしまいましたが、それも違うんでしょうかねぇ・・・
日本のカレーは凄いとは思うんですけど、カレーの定義に当てはまるものが、凄く多いんでしょうね。
  1. 2006/02/27(月) 11:59:07 |
  2. URL |
  3. のり #-
  4. [ 編集 ]

のりさん

インドにも「カレー」という名前の葉っぱはあるそうなんですけど、カレーに入っているとは限らないらしいですよ。

日本のカレーに添えてある福神漬けも面白いですよね。
  1. 2006/02/28(火) 09:41:27 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

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