わいるどわ~るど 

異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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食品のリサイクル

やっと子ども達が隔離解除となりました~。今日からそれぞれ学校と保育園へ行ってくれたので、ようやく通常業務です。

家でゴロゴロ過ごしている間、Penというエコ雑誌を眺めていたんですが、そこに面白いものを見つけました。

みなさん、古パン屋って知っていますか?古ホン屋じゃないですよ。中古のパン、つまりBread(Brot)を売っているお店だそうです。

ベルリンのプレンツラウアーベルク地区にあるらしい、そのパン屋「Second Baeck」は、あちこちのパン屋さんで売れ残ったパンを約半額で売っている、と紹介されています。つまり、このお店の主は、あちこちのパン屋から売れ残ったパンを集めてきて「中古品」として安く売っているらしいんです。

「全粒のパンはもともと、焼きたてよりも2~3日経ってからのほうが食べごろなのに、その日に売れなかったからと捨ててしまうのは勿体無い」という考えから出発したニッチビジネスだそう。

へえ~え!なるほど~。

いいところに目をつけたんですね。結構、流行っているらしいです。でも、なんとなーく、私個人としてはパンはやっぱり焼きたてを買いたいような・・・

でも、食品業界では結構、食品のリサイクルってあるんですよね。おおっぴらに「中古品で~す」と言っていないだけで。私、大学生の頃に市場でアルバイトして、いろいろ見てしまいました。

お肉屋でお惣菜として売っているミートボール、売れ残ったら翌日は油で揚げて、もう一度棚に並べられました。それでも売れ残ると、三日目には中華風のアンをからめて再び棚へ。「美味しそう~」と言って買って行く主婦が結構いましたよ。私は売り子でしたが、「これ、三日前の肉団子です」なんて勿論、言うわけないしね。

こういうのを色々見たので、あまりスーパーのお惣菜を買う気になれないんです。

もっと凄かったのがパン屋。私がアルバイトをしていたパン屋はパンの他にケーキも数種類売っていました。たいしたものはないです。チョコレートケーキにショートケーキにバナナボードに・・・・

でも一種類だけ、珍しいケーキがあった。それは「メルヘン」という名のケーキでした。色はうぐいす色とあずき色の中間ぐらいで、なんともいえない芳醇な香り。何のケーキなのだろう。一度味見させてもらうと、複雑で不思議な味がしました。

「メルヘン」は毎日焼くケーキではありません。一ヶ月に二度の限定販売。これが棚に並べられると、「あら、今日はメルヘンがあるのね~」と客は喜び、メルヘンは飛ぶように売れた。

私は先輩店員に聞いてみたんです。
「このメルヘンって、変わった味ですよね。何が入っているんですか」
すると彼女は、「いろいろよ」
いろいろって?

謎が解けたのは、それから半月後。パン焼き職人さんに「ビアンカ~。冷凍庫行って、凍らしたパン全部持ってきてくれ~」と言われて。一日の終わりに、売れ残ったパンは冷凍保存してあったのです。それを残らず出して来いと言う。

冷凍庫の中にはいろいろありました。タマゴドーナツ、アンパン、クリームパン、うぐいすアンパン、チョコパン、ジャムパン、バターロールetc. あ~あ、こんなに溜まっちゃって~。どうするつもりなんだろ。

冷凍売れ残りパンの籠を受け取ると、パン職人さんは電動カッターで凍ったパンを小さく切り始めました。古紙をシュレッダーにかけるように。うぐいすアンパンもクリームパンもチョコパンも全部一緒です。

細切れのパンが解凍して柔らかくなった頃、そこにザーッと生クリームが投入されました。そして潰す・混ぜる・練るの工程を経て、いろいろなパンは融合し一つになった。どろどろした複雑な色と香りの「タネ」には、さらにいろいろと手が加えられ、型に流し込まれ、オーブンで焼かれ・・・

「メルヘン」誕生~!!

うぐぐぐ・・・うげげげっ・・・・

ゴミリサイクル工場を見学してるみたい。

それ以来、よくわからないネーミングの食べ物は決して買わない私です。
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  1. 2006/02/13(月) 19:40:20|
  2. へえ~のお話
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:24
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コメント

パンの再利用

このメルヘンパンと同じやり方が、ドイツでは法律で許可されていて、やっているパン屋が多いそうですよ。パン屋が言ってたので本当のようです。でもこれは難しいですよね。自宅だったら似たようなことをしょっちゅうやってますけど・・・。かえって免疫がついていいのかも。
  1. 2006/02/14(火) 00:01:52 |
  2. URL |
  3. にしお #HH7DicBs
  4. [ 編集 ]

オットは、焼きたてのパンは柔らか過ぎる(バゲットとかではないいわゆるドイツパン)と言います。ビオパン屋とかでは一昨日のとかを半額で買えるので、ときどき、買ってきます。
リサイクルならいいのですが、ドイツでは、消費期限のシールを張り替えて、腐りかけの肉とかを売ったりしたスーパーがありますよ。スーパーでのパック肉は買わない事にしています。

いわゆる賞味期限をきれた食品や、古いパンを、生活保護を受けている人たちが買う店があちこちにあります。これは、あちこちの商店がまだ食べられるけど賞味期限ギリギリとか、切れたというものを寄付しています。生活保護を受けているとかの証明書がなければ買えないのですけどね。
  1. 2006/02/14(火) 01:36:02 |
  2. URL |
  3. nyf1403 #-
  4. [ 編集 ]

にしおさん

ほんと、家ではしょっちゅうやっていますよね。

ドイツのパンも再加工されているんですね。どんな商品になっているんでしょう。今度気をつけて見てみます。
  1. 2006/02/14(火) 07:44:31 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

nyf1403さん

腐りかけ肉のスキャンダル、聞きました。ドイツではもともとスーパーのお肉は買わないのですが(美味しくない気がする)、ますます嫌ですね。

日本には独立したお肉屋があまりないので、お肉を買うとき困ります。スーパーの表示、どうしても疑ってしまうので。信用できる生協で買うようにしています。

生活保護の人向けのお店は知りませんでした。そういえば、ちょっと違うけど、ドイツの日本食材店でも賞味期限のラベル貼り直していますよね。しかたないのかもしれないけど。
  1. 2006/02/14(火) 07:53:04 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

とんかつ屋さんでも

日本の外食産業なんかひどいところありますね。とんかつ屋なんか、残った千切りキャベツを次のお客へまわすところがありますから・・・・・。
なんでもきれいに洗って使うのだそうです。コスト削減もここまでくるとモラルの問題としかいいようがないような気がしますが・・・・・・。
  1. 2006/02/14(火) 13:48:04 |
  2. URL |
  3. Kiasu #-
  4. [ 編集 ]

再利用

こんにちは!
以前、製造日や賞味期限日を張り替えて偽装するってのがありました。(まだ、どっかでも有るでしょう)
それに比べたら、そのミートボールやメルヘンはそれぞれ別の物として生まれ変わったのだからOKとしちゃいましょう。
  1. 2006/02/14(火) 17:39:12 |
  2. URL |
  3. 朝太郎 #-
  4. [ 編集 ]

はじめまして。

ビアンカさん、はじめまして。
NYのひろしさんのブログから来ました。
イタリア人夫&3人の子どもと、去年の7月からドイツに住んでいます。
共感することがいっぱいで、楽しく読ませていただきました。
スーパーのお肉、私も「ちょっとなー」と思っています。
が!お肉屋さんに行って、買いたいものが買えるということは珍しいもので(ドイツ語がダメなんです)つい、スーパーで買ってしまいます。
ドイツ語勉強しなくては!
  1. 2006/02/14(火) 23:48:56 |
  2. URL |
  3. 麻。 #-
  4. [ 編集 ]

リサイクル?

『古パン屋』に『メルヘン』・・・
どっちもびっくりですが、古パン屋は、それで堂々と勝負しているところがいい?かも。
でも、私も焼き立てパン派です!
メルヘンは、きっと毎回、味が違うんでしょうね。。。
  1. 2006/02/15(水) 04:28:25 |
  2. URL |
  3. Mao #avXeRMwA
  4. [ 編集 ]

すごい

古いパンでもおいしいのですか。ドイツのパンってどっしりした重いイメージがあるのですが、あれって日持ちするのですか?
私もビアンカさんと同じで、パンは焼きたてを食べたい!と思いますが、日持ちがしてカビも生えないんだったらこういうのもいいかもしれませんね。
  1. 2006/02/15(水) 10:13:26 |
  2. URL |
  3. kazraasch #-
  4. [ 編集 ]

まさにメルヘン?

メルヘンっていうネーミングが面白いですね。名づけたセンスがなんだか気になる~。(でも日本のパン屋さん、なんですよね?)
個人的にはまねしてみたいと思ってしまいました。パンは冷凍して保存した方が味が落ちないというので、わたしもよくパンを冷凍していますが、いろいろあわせるところが面白いのかも。
  1. 2006/02/15(水) 11:47:53 |
  2. URL |
  3. kmy #GaU3vP2.
  4. [ 編集 ]

Kiasuさん

食べ残しを洗って・・・ですか~。

コストのこともあるし、食材が勿体無いっていうのもわかるけれど、お金を払ってリサイクルキャベツを食べるくらいなら、家で食べた方がいいと思ってしまいます。
  1. 2006/02/15(水) 13:32:38 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

朝太郎さん

偽装表示、絶対まだありますよね。

そういえば、昔、学校給食の「揚げパン」が好きでした。余ったコッペパンを揚げてきなこをつけたもの。あれもリサイクルですね。
  1. 2006/02/15(水) 13:39:10 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

麻さん

初めまして!

私も最初、ドイツでハムやパンを買うのが苦手でした。「何にしますか」と店員さんに聞かれても、種類が多くてどれにしたらいいかわからないし、呼び名も知らないしでドギマギしてました。

しかたないので、一番近くのものを指指して、「これください」って・・・
  1. 2006/02/15(水) 13:42:02 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Maoさん

メルヘン、一度しか食べなかったので、味の誤差がどれくらいなのかわかりませんでした。

古パン屋ですが、雑誌の説明によると、ドイツではゴミを出すのにもお金がかかるので、余ったパンを引き取ってくれる人がいるとパン屋は助かるのだそうです。
  1. 2006/02/15(水) 13:44:10 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

kazraaschさん

全粒の黒パンなどはかなり日持ちがするようです。カビもそんなに生えない気がしますが、日本のように湿気がないからでしょうか。
  1. 2006/02/15(水) 13:46:07 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

なるほど

そうですよね、全然問題ないんでしょうね、本来は。初めて知りましたが、こういったこと、オープンにして売れていくようになったら、日本も出世ですね!!
  1. 2006/02/16(木) 10:47:27 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

食品店でバイトすると・・

いろんな裏事情が見えますね。

私も日本では肉屋にバイトして学びました。 牛肉は空気に触れると変色しやすいので、見た目よくない。 なんだか白い粉を振り掛けて、なじませると、あら不思議、真っ赤な色に逆戻り。 

豚肉は変色して、ちょっとぬるっとし始めたころ、焼肉ソースにつけこんで、焼肉用肉とし売る。

某有名外資系ファーストフードでバイトした弟は、キャベツの千切りを洗剤と水で洗えといわれたそうな・・。(しかも切ってからですよ)

シアトルに来て寿司屋やパンケーキ屋にバイトしましたが使いまわしはほとんど見ませんでした。アメリカは衛生法がかなり厳しいからでしょうか。抜き打ち検査があるくらいですし。
  1. 2006/02/17(金) 05:40:05 |
  2. URL |
  3. すまいる #TwO4yE0Y
  4. [ 編集 ]

ふたつ思いあたることがあります。
ひとつは近所の商店街に数ヶ月前にできた「古パン回収箱」。店の残りなら話はわかりますが、一般人が残ったパンを入れるとはあまり思えず(家では普通食べきるか冷凍保存するか、かちかちになったりカビがはえたりして回収不能状態になるのが普通)いまだに入れている人がいるのか、集めたパンをどうしているのかとても気になっています。
ふたつめはフランスで「Diplomate」という名で売られているお菓子。これは残り物を固めて作っていると聞いたことがあります。ただ、数日前からのものを保存しておいてまとめてつくる「メルヘン」とは違い、おそらく一日の残りだけかと思います。フランスも食品衛生法は結構厳しいですので・・・。
  1. 2006/02/17(金) 21:52:04 |
  2. URL |
  3. ふらんす #-
  4. [ 編集 ]

Ryoさん

オープンにしたら、やっぱり売れないのでしょうかね?飲食業界で働いた経験のある人なら、みんな知っていそうですけど。
  1. 2006/02/19(日) 18:22:40 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

すまいるさん

焼肉用肉、衣をつけて揚げたトンカツ、あんをからめたミーとボール・・・やっぱり加工される理由があるんですね。

料理は自分でやるのが一番安全かな。

はっきりとはわかりませんが、日本とドイツの厨房で働いた経験から判断して、日本の方が衛生基準が甘い気がしました。
  1. 2006/02/19(日) 18:27:41 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

ふらんすさん

家庭から回収したパン、家畜の飼料にでもなるのでしょうか?どのくらい古い物がチェックのしようがなさそうですね。

売れ残りを固めてお菓子を作るって、結構あるんですね~。
  1. 2006/02/19(日) 18:30:51 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Rumkugel

ビアンカさん、初めまして!少し前にこちらのブログを偶然見つけて、とっても興味深く面白い内容に感激しました。その頃、たまたまドイツの悪口「だけ」を書くブログや掲示板を目にしていたので、悲しくむなしい気持ちになっていたところ(私はドイツ在住です。)、ビアンカさんのように、「文化比較」として、いろいろなテーマを取り上げてらっしゃる方がいる!ということで、うれしい気持ちになったのでした。私もドイツで納得いかないことは多々ありますが、一方的に悪く言うのはどうかと思いますので。

さて、ご挨拶が長くなってしまいましたが、北ドイツ、ブレーメンの方に、ケーキを再利用した「Rumkugel」というのがありますよね。いろいろなケーキの残りをサイコロ状にして、マジパンのようなもの(?)と一緒に混ぜ、チョコレートコーティングしたお菓子。私は大好きですよ。アイディアもグッドだなぁと思います♪いろいろな種類のスポンジが楽しめますし(笑)

また遊びに来させていただきますね!
  1. 2006/02/21(火) 21:28:24 |
  2. URL |
  3. ami #wK6fEhqI
  4. [ 編集 ]

amiさん

はじめまして!

私も納得いかないことありますよ~。ドイツでも日本でも。でもそれをあれこれ考えるのが趣味です。私の自己流分析なのであまり当てにはなりませんが、そのつもりでお読みくださり、ご意見をいただけたら嬉しいです。

Rumkugel、食べたことがありません。どんな味かしら・・・私が前に住んでいた地域にはNusseckeというお菓子があって、なんともいえない複雑な味がしていましたが、もしかしてあれもリサイクルスィーツだったのでしょうか。
  1. 2006/02/21(火) 23:53:07 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

う~ん、すごいことを読んでしまった

世の中には知らないほうがいいことが山のようにあるのでしょうが、なるほど勉強になりました。惣菜の加工については、以前から知ってました。テレビでもやってましたからね。いろいろ気をつけなきゃだめですね。パンなども買う気にはなれませんね。惣菜なんか買わないほうがよいのでしょうが。
  1. 2008/05/12(月) 17:05:48 |
  2. URL |
  3. めろん #7FrXHhSQ
  4. [ 編集 ]

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