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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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謝るべきかどうかの基準

インフルエンザウィルスの家庭内蔓延のため、家に監禁状態が続いています。娘は復活してきましたが、息子の方は長期戦になりそう。

というのは、彼は薬を受け付けない体質なのです。強い薬をのむと、お腹をやられて吐くわ下すわになり、もともとの病気の症状よりずっと辛いということになってしまう。医者もそれを知っているので、今回は抗ウィルス剤も抗生物質もなし。症状緩和の薬のみ処方されました。しかし、それすらもダメですね。お腹ゴロゴロ、ピーピーで何も食べられません。もうただひたすら自然治癒を待つのみです。

一体この監禁生活はいつまで続くのか。わくわくふわくさんに「病気のときは、やらなければならないことはせず、やりたいことだけやっていると治る」と言って頂いたので、もう開き直ることにしました。引越しなどどうとでもなる。好きなことをやって暮らすことにします。

さて、先日nyf1403さんのブログで「ドイツ人ってあんまり謝らないよね」ということが話題になっていました。それでちょっと考えていたんですが、前回のエントリーとも関連して気づいたことが一つ。

日本では相変わらず次から次へといろんな事件が世間を賑わしていますね。報道を見て(聴いて?読んで?)いると、そこにあるパターンが見られます。

世間を騒がす人って、最初の頃は大抵かなり強気。「これくらい誰でもやってるじゃないか。なにがいけないんだ」という風に。でも、そのうち世間が「人に迷惑をかけておきながらその態度はけしからん!反省の色が見えない!」と怒り出すと、急に人が変わったようにしおらしくなって、平謝りモードになるなあ~。(本当にヤバイことをした人は、簡単に謝らないみたいですけど)

ドイツ人も国民から批判を受けて反省コメントとか謝罪コメントをすることってたまにありますが、もっと淡々としているような。そんなに極端に態度が変化することってあるだろうか。

それで思ったんですけど、日本人はよく謝る民族と言われるけれど、もしかして日本人にとって「謝るべきか、謝らなくてよいか」の基準は、行為そのものの善悪よりも、「人様に不快な思いをさせたかどうか」なんじゃないだろうか。

正しくない行為をしても、誰もそれを気にしていないようであれば、それほど悪いことをしたという意識はない。なんだかみんな怒ってるらしいということになって初めて、「やべぇ!マズいことしたらしい・・・」と思う。

っていう傾向ってないかな。

というよりも、日本人にとっての善悪の基準の一つがそもそも「他人に嫌な思いをさせるかどうか」なのかも。相手を怒らせた、不快にさせた、ということが既に「悪いこと」なので、そういう事態になったら謝らなくてはならない。

自分の落ち度とははっきり言えない状況でも、相手が不快に違いないと思うと「すみません」と謝らずにはいられず、謝られた方は「相手を恐縮させてしまった」のは悪いことなので、「いえいえ、こちらこそすみません」と謝り、最初の側は「自分が謝ったことで相手を逆に恐縮させてしまって悪い」と恐縮し・・・・と延々と謝罪のピンポンを繰り返す。

このような感覚を持たない民族から見ると、不思議な光景なんでしょうね。

かなり以前、夫がまだ日本人のメンタリティをよくわかっていなかった頃。ふとテレビをつけると、昼メロやっていました。三角関係の話で、女がはっきりしないから全員が傷ついただかなんだか、そういう筋。

女「私のせいよ!」
男1「何、言ってるんだ。悪いのは僕だ!」
女「いいえ、あなたは悪くなんかないわ。私が・・・私が・・・」
男1「自分を責めるのはやめるんだ。ああ、僕さえいなければこんなことには・・・」

とかなんとか泣きながら揉みあっていると、バーンとドアが開いて、もう一人の男が乱入。

男2「違うんだ!何もかも俺のせいなんだっ」

夫はそれを見ながら、目をパチクリしていました。
「何やってんの、コイツラ。あほじゃないの・・・・」
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  1. 2006/02/08(水) 11:48:57|
  2. 異文化
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:11
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コメント

そのとおり!

日本人が謝るのは善悪や責任の所在は関係ないですね。つまり表面をとりつくろっているだけともいえます。とりあえず謝っとけばいいや、ということで。だからいくら謝っても「誠意が感じられない」とか続くわけで・・・。
  1. 2006/02/08(水) 19:31:27 |
  2. URL |
  3. ふらんす #-
  4. [ 編集 ]

そうですね!「他人にイヤな思いをさせるかどうか」ということ、これは日本では大きい基準となっていますね~。だから、謝って、その「不快」をなくしてもらおう・・で終わる事が多いようにも思います。
こっちでも、いろんなことで企業とかが「謝罪」しますが、日本人がみたら「あんなのは、謝罪じゃない」ってちゃぶ台、ひっくり返すだろうな、と思います。
文中TB、ありがとうございます。このことは、本当に異文化なんだな、と思います。
しかし、そのメロドラマ・・こっちにはないですね。メロドラマは捨てるほど、やっているんですけど。
息子さん、いかがですか。ホメオパシーとかなら、どうでしょうか・・。お大事に!
  1. 2006/02/09(木) 00:42:25 |
  2. URL |
  3. nyf1403 #-
  4. [ 編集 ]

うはは

最後の昼メロのやりとりに笑ってしまいました。 確かに変だ。

薬がだめって、かわいそうですねぇ。早く直るといいですね、息子さん。

日本人の善悪の判断点って、つねに他人の顔色をうかがっている性分がベースなんですかね。 良く言えば、気を使うってことなんでしょうけど・・・、私は疲れましたんで、出てきました。
  1. 2006/02/09(木) 06:17:21 |
  2. URL |
  3. すまいる #TwO4yE0Y
  4. [ 編集 ]

ふらんすさん

本来は相手の気持ちを思い遣る気持ちから「すみません」と言うものですが、ただ相手の機嫌を取るために言うケースもありますね。

でも、最近夫もこれ、やるんですよ。私が怒ると、「はーい。すみませ~ん。わたしのせい!」って。そうするとこちらが黙るということを学習してます・・・
  1. 2006/02/09(木) 09:53:45 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

nyf1403さん

逆に日本人からすると、ドイツ人は,
「私のせいじゃない」「私にはどうしようもない」って見苦しい責任のなすりあいをしているように感じられるときがありますよね。

でもプライベートな場面では、ドイツ人も家族や友達に思い遣りのある態度を取るように思います。

リンク、ありがとうございました。

そういえばうちにホメオパシーのGlobli、あったんでした。試してみます。
  1. 2006/02/09(木) 09:59:21 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

すまいるさん

気は遣いますよね、確かに。「相手は内心・・・・と思っているんだろうな」と推測して事を進めますが、外れることも多々ありますから。

外しちゃったら、もうひたすら謝って許してもらうしかないです。くどくど言い訳よりも平謝り。あ、やっぱりそうなっちゃうんですね。
  1. 2006/02/09(木) 10:07:06 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

同感~

日本人は周りに不快な思いをさせてしまったかどうかで、謝る。はげしく同感です。
イタリアで、約束を急遽変更しても、電車が遅刻しても、とにかくなんでも、「俺(もしくは私)が悪いわけじゃない」。そうなってしまった環境、状況が悪い。
ってことで、全然「ごめんなさい」の言葉を聞いたことがない!!
日本に帰国して早々、頭を下げて「すみませんでした」って言っている光景を見ました。「この人のせいじゃないのに」と気の毒に思ってしまいました(苦笑)。
  1. 2006/02/09(木) 13:05:25 |
  2. URL |
  3. pino #7yme2j7Q
  4. [ 編集 ]

うぅーん……

皆さんがおっしゃってること、だいたいすべてを言い当てているのではないでしょうか!? 僕が付け足すとしたら、「バリ人の自我は、集団に帰属することを前提条件として成り立っているのですが、日本人のそれよりも純粋な意味での自我が存在しているような気がして、一方、日本人の自我は、目の前にいる第2人称である相手次第で変幻自在に変化してしまうような面も見受けられるような気がする。」という感じです。
  1. 2006/02/09(木) 14:00:59 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

pinoさん

イタリアでもそうなんですか。ドイツと似ていますね。「謝ってよ、もう~」と思うけど、どうして謝らないのか分析ごっこしていると気が収まって来るので、こんなふうにあーでもない、こうでもないって考えちゃうんです。

私の分析ですからあてにはならないですけど、勝手に納得してま~す。
  1. 2006/02/09(木) 17:45:17 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Ryoさん

バリには「一匹狼」ってあまりいないのでしょうか。孤立してしまったら生きていけないように社会ができているのでしょうか。

そういえばモフタル・ルビスの「ジャカルタの黄昏」って孤独なインドネシア人の話だったかしら・・・なんとなく記憶に残っているんですけど。
  1. 2006/02/09(木) 17:53:26 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

そんなカッコイイ人

実際にはいないような気がします、バリ島では。
  1. 2006/02/09(木) 18:46:23 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

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