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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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ポツダムのモンテッソーリ・シューレ

子ども達がポツダムのモンテッソーリ学園に一日体験入学してきました。夫と私も見学させてもらいました。

いろいろな教育法がある中で、どれがよい、どれが正しいというのは正直わからないんですが、ここの学校はとても評判がいいみたいなので入れることにしたんです。

公立校なのですが、モンテッソーリの教育法を実践していて、いわゆる普通の学校とはいろいろ違うところがあるようです。まだあまり詳しくはわかりませんが、大きな特色の一つは「縦割り学級」であること。

小学校の部には1~3年生までのクラス、4~6年生のクラスがいくつかあり、異年齢の子が一緒に学びます。

息子が通ったドイツの公立幼稚園も縦割りクラスでしたが、入園のときに園長先生から
異年齢の子が混じったグループのほうが、大きい子は小さい子の面倒を見、小さい子は大きい子から刺激を受けていいんですよ。同年齢の集団だと、どうしても張り合う気持ちばかり強くなって、殺伐としてきます
という説明を受けました。それが本当かどうかはさておき、そのときのクラスの雰囲気は確かによかったので、私は「縦割りクラス」にいい印象を持っていたのです。

ただ、「お勉強をする場所」である学校となると、それで授業が成り立つんだろうか、と不思議だった。

また、モンテッソーリ教育では子ども一人一人の興味ややる気を重視するので、みんな一斉に同じことをするのではなく、それぞれが自分のペースで学習するという。これも、「そういうことができたらいいなあ」と思うけれど、実際にはすごく難しい気がしていました。

そんなわけで、かなり興味津々の見学。

娘は1~3年生のクラス。息子は4~6年生のクラスです。
「お子さんがいたいと言ったら、いつまででも参加させてくださっていいですよ。でも、お子さんが帰りたいと言ったら、無理強いしないでください」とは先生からの注意のお言葉。

すでに授業は始まっていて、「自由学習」の時間でした。床に座って勉強している子と、机に向かって勉強している子がいます。後ろのほうの太ったおばさんが先生です。先生は教室内をぐるぐる回って個別指導していました。

意外なことに、教室は案外静かでした。20人もの子どもに「何でも好きなことをしていい」なんて言ったら、大声で騒いだり、走り回ったり、すごいことになるのではないかと想像していましたが、子ども達は「見学者」という邪魔者がいるにしてはよく集中してそれぞれの作業に取り組んでいます。

montessori03.jpg

これはうちの娘です。おはじきを並べて遊んでいます。体験入学といっても本人は何をしていいかわからず、最初は私にしがみついていました。そのうち親切な男の子が「これ、面白いよ」と、おはじきを勧めてくれました。


教室の窓際には魅力的な教具がたくさん並んでいました。

休み時間には二年生の女の子二人組が、「学校を案内してあげる」と言ってくれたので、見て回りました。廊下の机で勉強している子がいたり、カフェテリアで飲み食いしてる子がいたり。学校中のいろんなところに面白そうなおもちゃ(教材?)が置いてあって、娘は面白そうに一つ一つ手にとっていましたよ。

休み時間の後、夫と交代して私は息子のクラス(高学年)へ。息子は早速、算数やら折り紙をやっていました。その後、発表の時間があり、生徒達がそれぞれのテーマで発表したんですが、発表後の生徒達の質疑応答というんですか、コメントが結構すごかったです。
「~が良かったと思います」という肯定的なコメントももちろんありましたが、
「テキストを丸写ししたのではない?普段、君はそういう表現はしないよね。自分の言葉で発表した方がいいと思う」とか、
「テーマはいいけど、内容が薄い」とか、
「○○について言及するなら、もっと××の部分を掘り下げるべきだ」とか、かな~り辛口の批評も。

その後クラス全体で取り組むプロジェクトの進め方を話し合いました。テーマはDie Erde(地球)。調べやすい部分は4年生、難しい部分は6年生と分担してやるようです。

いろいろと興味深い見学でした。なんだか面白そう、という印象です。長所短所、それぞれあるのでしょうが、子ども達はとりあえず気に入った様子。

楽しい学校生活になるといいんですが。


追記:この記事には生徒が写っている授業風景の写真をアップしていましたが、「個人情報の扱いは慎重にしたほうがよいのでは」というご忠告を頂きました。写真(娘の写真以外)は削除しました。
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  1. 2006/01/09(月) 00:21:15|
  2. ドイツ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:17
<<見苦しくてすみません | ホーム | そういえばドイツって・・・>>

コメント

床に座る

お帰りなさいませ。
先日、長男に「2年通ったモンテッソーリと、その後で幼稚園と1年生を過ごした学校で、どっちの何が好きだった?」と聞いてみました。
息子の答えは「○○(=モンテッソーリの次の学校)。だって、モンテッソーリって床に小さなカーペットを引いて、オモチャで遊ぶでしょ。あれは踏むと痛いんだよ。」(- -;)

モンテッソーリは、合う子には個性を伸ばしてくれる優れた学校だと思います。
お子さんたちが、楽しい学校生活を送られるよう、お祈りしてますね!
  1. 2006/01/09(月) 01:53:50 |
  2. URL |
  3. Laila #J0O3xBzU
  4. [ 編集 ]

へぇいいですねぇ

こんな学校いいですねぇ。私が親になったら、こんなところへ通わせたいですね。 こういう学校に合わない子供がいるとしたら、どんなタイプなんだろうと疑問が沸きました。 社交的でない? 個人プレー型?
  1. 2006/01/09(月) 11:42:34 |
  2. URL |
  3. すまいる #TwO4yE0Y
  4. [ 編集 ]

楽しそうです

シンガポールにもこんな教育理念があればいいですね。学力による横割りですから、年が違ったり体がやけに大きかったりすると落第者や海外から来た者だとすぐにわかってしまいます。
  1. 2006/01/09(月) 12:36:43 |
  2. URL |
  3. Kiasu #-
  4. [ 編集 ]

暮れに義弟からモンテッソーリ学校の内容を話してもらいました。彼らの長男には、本当にぴったりだったようです。たしかに、去年、普通の学校の一年生だったころとは、別人のようでした、まさに、花開いた、という雰囲気で、中にこもってしまう(ネガティブな意味でも)子だったのに、外に出す様になりました。そして、集中力がとてもついたようです。もちろん、良いところだけではないはずですが。
  1. 2006/01/09(月) 23:24:01 |
  2. URL |
  3. nyf1403 #IP/sRWwE
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考える力

僕は日本を出てから『考える力』を伸ばす教育が必要だと感じていました。何を考えるかと言えば、当然生きていく上で必要とされることを自分自身で考えていく、ということなのですが、縦割り学級、面白いと思います。だって、生まれてから死ぬまで、実際の生活環境で年齢別に区切られた世界は学校だけですよね!? これって非現実的な空間だと僕も思います。生きていくことを学ぶということは、カオスを学ぶということでもあり、何でもかんでも平均化していくことには疑問を持ちます。学校に合う、合わないというのはどの子供にも起こり得る問題ですので、変な潜入感を親が持たずに、子供の意見を尊重するようにしていければ良いのでしょうね。
  1. 2006/01/10(火) 12:20:53 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

Lailaさん

ありがとうございます。うまくいくといいです。

それにしても、息子さんに一番印象に残ったことは「痛かった」ことだったんですねー。

  1. 2006/01/10(火) 19:05:34 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
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すまいるさん

なんとなく、アメリカは選択肢が多そうな気がしますが、どうなんでしょうか。

すまいるさんに似たお子さんが生まれたら、クリエイティヴですね!
  1. 2006/01/10(火) 19:06:58 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
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Kiasuさん

シンガポールは学力による横割りなのですか。ということは飛び級もありえるのでしょうか。
  1. 2006/01/10(火) 19:08:59 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

nyf1403さん

うまく合ったのなら本当によかったですね!!「この子に合った教育法はこれ」と見極めるのって簡単じゃないですよね。
  1. 2006/01/10(火) 19:11:38 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Ryoさん

そうですねー。問題の一つ一つが解ける、答えを知っている、だけでなく、いろいろな事柄の関連性がわかり、自分で何かを発見できたらいいなと思います。

仰るとおり、親の先入観とか思い込みで実は子どもに合っていないことを押し付けてしまう危険もありますよね。肝に銘じたいと思います。
  1. 2006/01/10(火) 19:15:06 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

国語算数理科といった科目ごとの授業はないのですか?通知表はないと思いますが、テストもなしですか?子供の知的欲求は自分で本を読むなどして独自に学ぶのでしょうか。先生からの一方的な授業は一切無しですか?

とても面白い教育方針ですね。でもやっぱり気になります。ビアンカさんも言及されたとおり、幼稚園ならいいけれど、お勉強の場でもある小学校でこのスタイルがどういうふうに機能するのでしょう。教育を受けた子が、将来どんな人になってゆくのか。芸術肌の個性派は羽をのばすでしょう。でも、合わない子もいるのでは?

モンテソーリについては賛否両論ですね。選択肢が多いと親も迷いますよね。日本的な受験社会は極端でよくないと思いますが、あまりにもゆとりのあるドイツ式もいただけません。中間の学校があるといいのですが。このポツダムのモンテソーリ学校はその点、どうなのでしょうか。

ビアンカさんのお子さんが、この学校でのびのび成長できるといいですね!とても興味深い報告をありがとうございました。写真があったので雰囲気がよく分かりました。これからもいろいろ教えてください!
  1. 2006/01/10(火) 21:47:01 |
  2. URL |
  3. おにぎり #-
  4. [ 編集 ]

シンガポールでは飛び級も落第もありです。いいことなのかどうかわかりませんが、個人的には賛成しかねます。
  1. 2006/01/10(火) 22:11:12 |
  2. URL |
  3. Kiasu #-
  4. [ 編集 ]

おにぎりさん

通知表はあるそうですが、数字による評価ではなく、文章による子ども自身へのフィードバックであるようです。テストもあるそうです。

自由学習のほかに科目ごとの授業やみんなで一緒に取り組む授業もあって、一日中個人の好きなようにするわけではないようですよ。でも先生が一方的に教える形式ではないと思います(間違っているかもしれません)。

ドイツではモンテッソーリやシュタイナーは本当に賛否両論のようですね。(それが当然だと思いますが)

知人から教わったことの受け売りになのですが、シュタイナー校はドイツでは私立校で独自の教育理論にのっとって教育を行っているのに対し、モンテッソーリは公立校がそれぞれのレベルでモンテッソーリメソッドを取り入れたりしているそうです。

ポツダムのモンテッソーリも公立校で、実験校でもあります。今のところ全国的にとても高く評価されているようで、いろんなメディアに取り上げられ、この学校に関する本やビデオも出版されています。

実際に子ども達が通うようになったら、ぼちぼちとレポートしていけたらと思っています。
  1. 2006/01/10(火) 22:12:50 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Kiasuさん

飛び級ありですか。ドイツの一般校も飛び級・落第ありです。知的発達レベルに合ったクラスで学習するという意味ではいいかもしれませんが、あんまり何年も飛び級したり落第すると、社会的発達レベルとのズレが出てしまう可能性があるように思います。
  1. 2006/01/10(火) 22:17:56 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
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縦割りクラス

ってすごいですね。
今までは生徒が少なくなった学校が仕方なくするイメージがありましたが、こんな学習方法もいいのかも知れませんね。
しかし年齢によって学習習得レベルも違うと思うんですが、どのように指導するんでしょうかね。自分も幼稚園ではモンテッソーリ学校でしたが、小学校からは普通の学校に入ったので(当時は普通の学校しかなかったので)、皆と一緒に受験勉強で必死。
だから、ちょっと意味なかったかもしれません。^^;
  1. 2006/01/12(木) 12:16:01 |
  2. URL |
  3. anna #-
  4. [ 編集 ]

言い忘れました。娘さんとっても可愛い。以前のクリスマスの時の写真でも顔は見られなかったけど本当に可愛いなと思いました。^^
  1. 2006/01/12(木) 12:18:10 |
  2. URL |
  3. anna #-
  4. [ 編集 ]

annaさん

意味がないだなんて、そんなこと決してないですよー。

小さい頃に受けた良い教育は、アンナさんのお人柄や考え方に反映されているはずですよ。
  1. 2006/01/12(木) 21:19:26 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

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