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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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言語と人格

子ども達と三人でベルリンから日本に帰ってきたところです。

夫は早速フランクフルトで一仕事あるそうで、フランクフルト空港で別れました。帰って来たら、ここには全く違う現実があります。さっきまで「私たちって本当に日本に住んでいるんだっけ?」という感じだったのに、家の鍵を開けて中に入った途端、ドイツへ行っていたなんて夢のよう。

自宅のお風呂に入って、
「やっぱり現住所のあるところが自分にとっての現実かしら?」
と感じました。

家族でドイツに滞在したのは久しぶりでしたが、滞在中、私はある奇妙な感覚にずっとつきまとわれていました。

なんか、家族がいつもと違う!

埼玉での家族の生活をしきっているのは私です。経済的には夫が大黒柱なのですが、言葉や習慣に不慣れなため、日常の雑事のほとんどは私の担当。

夫はもともとは毒舌でどちらかというとクールな印象の人なんですが、日本では言葉がたどたどしく、受け答えがとんちんかんだったりするので、「ほのぼのおとぼけキャラクター」で通っています。

それがドイツの地を踏んだ途端、バリバリテキパキ男に変身。日本語のときの倍くらいの早口で複数の交渉をこなし、日本では発揮できなかったブラックユーモアも全開。

「そういえば、この人ってそうだった~」
忘れてました・・・

私はといえば、子どものようにぼやーっと一緒に座っているだけで何の役にも立たず。日本では個性が強いほうで、どこにいても割合目立つタイプなのですが、ドイツに戻れば、「おとなしく無個性で人畜無害な日本女」ですよ。(ホントです)

息子は普段も活発な子ですが、ドイツではさらにいきいきとして、スチュワーデスだろうが、レストランのウェイターだろうが、誰でもお構いなしに話しかけています。飄々として生意気で、ユーモラス。三年日本に住んでも、息子はやっぱりドイツの子なのでしょうか。自信に満ちて見えました。

娘も滞在の終わり頃にはずいぶん流暢にドイツ語を話していましたが、ドイツ語を話す彼女は私にはなんだか「知らない子」のようで、とても不思議な思いで眺めていたのです。いつもの娘の「切れ味の良さ」はなりを潜め、単純で無邪気な女の子がそこにいました。

話す言語が違うと、人の印象ってこんなにも違うのでしょうか。

日本語を話すときとドイツ語を話すときとで、私達家族の人格が変わると言ってしまうのは、言いすぎかもしれません。何語を話そうとも、人格はきっと一つだけなのだと思う。

でも、何かが違う。

なんとも形容しがたい変な気分です。




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  1. 2006/01/07(土) 23:38:26|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12
<<そういえばドイツって・・・ | ホーム | ベルリンの休日>>

コメント

そうですか...。

僕の場合は、日本でも、「ドイツ語の自分」のままになってしまうようで、これがまた、うまくないんですよね。

しかし、見事に変身てのも、ちょっと不思議ですね。ちょっと考えてみます。
  1. 2006/01/08(日) 07:22:13 |
  2. URL |
  3. michiaki01 #-
  4. [ 編集 ]

私の知り合いのオーストラリア人も日本人の間ではとぼけたキャラでとおっていますが、それは彼の日本語のせいです。英語だとぜんぜんそんな感じではないのです。やはり言葉の壁って大きいですね。なれてない言葉だと自分を100%だしきることは不可能ですから。
  1. 2006/01/08(日) 10:30:53 |
  2. URL |
  3. Kiasu #-
  4. [ 編集 ]

michiaki01さん

ドイツの自分のままになる・・・そういうこともありますね。

言語というよりもメンタリティーが変化したためでしょうか。国が変わるたびにメンタリティを変えていたら大変ですしね~。
  1. 2006/01/08(日) 12:46:01 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Kiasuさん

「おとぼけ系」はうちの夫だけではないのですね~。どうしてもそうなってしまうのかしら。

自分を100%出し切れるレベルまで外国語を覚えるって難しいですね。
  1. 2006/01/08(日) 12:49:47 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

私は

英語話すときも日本語話すときもメリハリさには変わりがないかも・・。(それはたぶん性格)

ただ、英語のときのほうが、もっと感謝やユーモアなどの前向きな感情を表すことが多いです。 たぶん日本語だとネガティブな話かたにjなってます。おそらく育った環境や家庭が影響してるかな・・・・。英語(米語)はアメリカ人から吸収したからでしょうか。
  1. 2006/01/08(日) 14:20:56 |
  2. URL |
  3. すまいる #-
  4. [ 編集 ]

すまいるさん

メリハリが同じだなんて羨ましいです。私も精一杯、自分を出してるつもりなのに「おとなしい」と言われるんですよね。

でも若い頃、日本人のボーイフレンドに「日本語を話してるときのほうが可愛い」と言われたことあります。つまり、英語(あるいはドイツ語)のときは「キツイ感じがする」ってことでしょうかね。

聞き手によっても印象って違うんでしょうか。
  1. 2006/01/09(月) 00:32:55 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

言葉と性格

うちの子どもたちはスイス以外に住んだことはないのですが、それにしてはまあまあ達者に日本語を話す方だと思います。
でも、日本語の後ろに見えるパーソナリティーが、どうしても日本的ではないんですよ。
その辺に、言葉(日本語)と発想の差異というか、違和感を感じることはよくあります。
あと、フランス語圏に移ってからは、多少ラテンな気質が子どもたちに加味されたような気もします。(^^;)

知り合いのドイツ人女性は南米に駐在してから、性格がいい意味で「いい加減」になったと言っていました。
人格は1つでしょうが、点で捉えるのではなく変わっていくものと捉えると、言葉による影響というのも、インプット/アウトプットともにあると思います。
  1. 2006/01/09(月) 02:03:59 |
  2. URL |
  3. Laila #J0O3xBzU
  4. [ 編集 ]

おとぼけキャラの夫、うちもそうですね。日本語はもうカタコトもいいところなので。
でもそう考えると国際社会で外国語を使わないといけない人って不利ですよね。母国語チームの人から見ると「おとぼけキャラ」がいっぱい?
啖呵きったつもりでも間違ってたら間抜け、とかいろいろありますよね。
  1. 2006/01/09(月) 20:28:40 |
  2. URL |
  3. ふらんす #-
  4. [ 編集 ]

バイリンガル

皆様のいろいろな意見、楽しく読ませてもらいました。僕は住んでるとところで日本語を使うことは少ないのですが、日本で言葉使いの悪かった僕は、インドネシア語でもキツイ表現をすることが多くなってしまっているようです。日本語のときとインドネシア語のときとで、僕の人格が変わっているのかどうか自分では分かりませんが、おそらく、使う言語ではなく、話す相手や話す内容によって表現の仕方が違っているような気がします。うちの家族は誰もまともに日本語ができませんが、7歳の長男は英語が少しできます。英語を話す長男を見たときでも特に違和感はありませんでした。ひょっとしたら、日本語を交えたバイリンガルって、独特なものがあるのではないでしょうか?
  1. 2006/01/10(火) 11:51:37 |
  2. URL |
  3. RYO #-
  4. [ 編集 ]

ふらんすさん

ふらんすさんのご主人も?

以前、夫が係わっていた国際プロジェクトにはいろんな国籍の人がいましたが、しきっていたのはアメリカ人とインド人だそうです。ドイツ人やフランス人はついていくのがやっと。日本人メンバーは意見を言わずただ座っているだけだったとか・・・
  1. 2006/01/10(火) 18:57:22 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Lai

そうですね。人格は環境で部分的に変化しますよね。それが順応するということでもあるかもしれませんしね。
  1. 2006/01/10(火) 18:59:21 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Ryoさん

話す相手や内容によって表現が変わると言うのは私も感じます。ただ、欧米言語のときにはそれが少ない気がするんです。

状況に自分を合わせようとする傾向が強いアジア人のメンタリティーが言語表現にも現われているんでしょうか。
  1. 2006/01/10(火) 19:02:37 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

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