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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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私の旅仲間たち

夫と初めて会ったとき、ずいぶん戸惑ったことがあります。

慣れない日本で次々と疑問が沸いてくるようで、それを私にぶつけてくるのですが、質問の内容がどれもこれも、
「えーっ、私、そんなこと考えたこともないよ!」っていうのばかりだったんです。

日本の文化や歴史に関する質問ならともかく、妙なことばかり知りたがる。

「電線を地下処理せずに地上に出しておくのは、単にコスト上の理由からなのか、それとも地質的な理由があるのか」
「どうして収穫した作物をあのような方法で保管しているのか」
「ここの土地をこのように利用しているのは自分には不自然に感じられるが、何故なのか。法的にどのような制約があるのか」

えーと、えーとそれは・・・

そんなこと知るかっ

ってウンザリ、ゲッソリ。

ある時、一緒にコンビニに入りました。彼はジュースやお茶が入れてある冷蔵庫の前で立ち止まると、じぃーっとそれを見つめていました。
「これはいいや。日本人は賢いな~。ドイツにもこういうのを導入すべきだ」
そう頷いたかと思うと、ワッハッハと笑い出した。

コンビニの冷蔵棚の何がそんなに面白いのか?

「ドイツでは商品の補充は前からするのが普通だけど、ここでは商品棚の裏側からするんだね。これだと作業をしているときに客に迷惑がかからないし、古いものが一番前に来るから便利」

そう言われてみると確かに。でも私、コンビニの商品補充方法なんていちいち考察したことありませんでした。

そんな夫と結婚して、一緒にいろんな場所を旅行するようになったら、さらにビックリさせられました。全く同じ景色を全く同じ時間に見ていても、着眼点がまるで違うんです。見知らぬ土地へ行くと、私は何よりもまず、こんなところに注目します。
「人々はどんな服装をし、どんな物を食べて、どんな住居に住んでいるか」
「その土地の言語にはどんな特徴があるか」
「そこでの生活はどういう宗教や価値観に基づいているのか」
などなど。

ところが夫の場合、
「この土地は地理的・地質的にどういう特徴があり、それがどのような方法で利用されているのか」
「発電所などのインフラはどうなっているか」
ってふうなんです。

夜、レストランで食事をしながらその日見たものについて感想を語り合うと、あまりの違いに唖然。

「あの湖、綺麗だったよね~。感動した」
「うん、感動したね~」

って共感し合うというよりも、お互いに相手の話に、
「えっ、そうだったっけ?全然気づかなかったよ」
ってことばかり。

ある景色が視界に入っていても、そこにある情報がすべて認識されるわけではなくて、無意識のうちに重要なものとそうでないものとに「ふるい分け」しているんですよね。そのふるい分けの仕方が人によって全然違うんだなあと、夫と旅をしているとつくづく感じます。

最初は驚き、苛立つこともありましたが、今はそれがとても気に入っています。夫と知り合う以前は一人旅が好きで、一人の方が思いっきり自由な旅を満喫できると思っていたんですが、自分とはまるっきり視点の違う旅のパートナーを得たことでさらに満足度アップ。

グリコのキャラメルのCMでしたっけね。昔、こういうキャッチフレーズがありました。

「一粒で二度美味しい」

そんな感じです。

そして今はそこに子供たちが加わって、ますます楽しい。子供の視点っていうのも、なかなか凄いもんです。
「ほらほら、あの綺麗なお山をよく見なさい!有名なXX岳だよ!」なんて大人が言っても、子供は「素晴らしい景色」をロクに観賞もせずに、足元の蟻んこに夢中になってる。
「お母さん、見てみてっ!この蟻おもしろいよ。お腹のとこだけ赤い。こんなの初めて見たよ!」と興奮して叫んだりするので、「どれどれ・・・」と一緒になってしゃがんで観察し、「う~ん、これ、何ていう種類なんだろうねえ。この辺にしかいないのかな?あとで調べてみようか」なんてなります。子供たちのミクロな視点って面白い。

自分一人のときには見逃しがちないろんな物に気づかせてくれる、私の旅のパートナーたち。次回の旅行(いつになるかな?)が楽しみです。

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  1. 2005/08/16(火) 10:55:56|
  2. 旅行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

お帰りなさい!ただいま!

ビアンカさんも楽しい旅行から帰ってきたようですね。お帰りなさい!^^
フランクフルトに行ってきました!っといっても空港だけ!^^;しかし、やっぱりきっちりしていますね。ドイツって。
イタリアとまるきっり違うんです!
いつかドイツにもぜひ行ってみたくなりました!!!

ところで、やっぱりビアンカさんの家族っていいな~~~。
それから自分と違うからといやがるのではなく、それをもっと得として考えているビアンカさんもすばらしいと思います。
私なんか彼に理解できないことがあるとすぐ切れてしまうのに。。。^^;
この記事読みながら反省しました。そして、あ!こんな風に考えればいいだなっといい勉強になりました!
早速考え方を切り替えてみようと!
できるかな~~笑
  1. 2005/08/16(火) 11:56:32 |
  2. URL |
  3. amore-anna #SW6wkXTQ
  4. [ 編集 ]

そうなんですよねえ。
着眼点が違う・・。

前にブラジル人の友人からこんなことを聞かれて面食らいました。
「横断歩道のマークの中であるいている人が帽子をかぶっているのは何故? ああいうのをかぶっている人をみかけないんだけど」

か、考えたこともない・・。
  1. 2005/08/16(火) 12:27:14 |
  2. URL |
  3. Kako #H9HwI7aA
  4. [ 編集 ]

amore-annaさん

久しぶりの韓国、楽しんでいるんでしょうね。私も行ってみたい・・・本場の韓国料理も食べたいです~。

土産話を聞かせてくださいね。

  1. 2005/08/16(火) 19:57:18 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Kakoさん

標識の中の人が帽子を被っているなんて、私、気づきもしませんでした・・・

ある環境の中に長く身をおいていると、いろんなことが当たり前になるので、遠くから来た人の質問って新鮮ですよね。
  1. 2005/08/16(火) 19:59:27 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

違うだけじゃない

他の価値観やいろんなことに共通点があるからこそ、そういう見方の違いが面白いのだと、思います。ものの見方、考え方、ぜーんぶ違ってたら、一緒にいられないでしょうから。
ビアンカさんの家族って、好奇心旺盛で、楽しそうですね。
  1. 2005/08/18(木) 03:07:57 |
  2. URL |
  3. yuranoto #-
  4. [ 編集 ]

yuranotoさん

ああそうですね。共通点があるからこそ、違いを楽しめるんですよね。

文化っていろいろ違うようで、根本的なところでは人間ってやっぱりそれほど違いがない、っていうのもよく感じます。
  1. 2005/08/18(木) 07:39:48 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

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