わいるどわ~るど 

異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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外国に暮らす

「遠い日本からはるばるドイツに来たなんて、勇気あるね~」
ドイツにいた頃、よく言われました。

でも、それほど勇気はないんです。私が日本を離れ、外国で生活するようになったのは、一大決心の末ではありませんでした。楽しそうだなと思って、行っただけ。

「あなたは何処ででも生きていけるんでしょう?」
これもよく言われます。どうかな?どこででも生きていけるのかな?よくわかりません。色々な場所で生活するのが好きですし、言葉を覚えるのも好き、習慣や文化の違いも楽しむほうではありますが、どんな環境でも全くOKかと聞かれると、ちょっと自信ないかな~。

12年に渡るドイツ生活も、山あり谷ありでした。今日はそのお話。日本を離れてからの私の時間はこんなふうに流れていったのです。

渡独時~滞在3ヶ月  すべてがキラキラ期 
行ったのが夏だったので、気候よし、景色も最高で、見るものすべてが輝いて見えた。ドイツ語学校に通い始めて、ルンルン楽しい毎日。

3ヶ月~6ヶ月 なんだよ、この国は!期
最初の興奮が醒め、アラが見えてきた。無礼なドイツの店員に憤慨!ドイツ語も難しくて、ちっとも上達しないっ。いーよ、ドイツ語なんてもうやめるから。英語で話すもんね。それに、秋になったらやたらと寒くて風邪ひいた!もうイヤッ、こんなところ。

6ヶ月~1年 やっぱり頑張るぞ期 
ふてくされてロクに勉強もせず過ごしていたが、あるとき大型書店の前を通りかかり、ふら~っと中に入ってしまう。店内は素敵な装丁の本で溢れている。それを見ていたら目に涙がにじんできた。「世の中にはこんなにたくさん本があるのに、私には読めないなんて・・・ぐやじいよ~」発奮して猛勉強。

1年~5年 希望に燃え燃え期
ドイツ語が上達してきたら、友達もできて楽しくなってきた~。習慣の違いにも慣れたし、この調子ならすべてうまく行くわ。バッチリ順応、ドイツ語だって頑張ればネイティブ化するはず!

5年~8年 忙しくて何にも考えてないよ期
子どもが生まれて育児に忙しく、ドイツがどう、日本がどうなんて考える暇はなし。とにかく子どもを追っかけて、その合間に翻訳の仕事して、大学のレポート書いて・・・

8年~10年 結局だめかも期
いくら頑張ったところで、私は所詮外国人。もういい加減、言葉に不自由はしなくなったけど、でもやっぱり感覚的にドイツに完全同化はできないわ。バックグラウンドが違うんだから・・・昔流行った歌謡曲も知らないし、日曜学校にも通ってなかったし。みんなの話に無理して合わせるの疲れるよ。

10~12年 お願い、一回帰らして期
年がら年中外国語喋って、脳みそ酷使し過ぎ。ちょっと休憩したい~。子ども達、頼むから日本語覚えてくれ!せめてお前達くらいは、お母さんと文化共有してね。ドイツもいいところだけど、日本でみんなで温泉入って、花火見たいね~。

12~14年 やっぱり日本最高!期
美味しい~!楽しい~!寒くな~い!コンビニもファミレスもあるし、便利便利っ。帰ってきてよかったー。

14年~現在 考えてみりゃドイツはいいとこだった期
日本は楽しいけど、ちょっとめまぐるしいわ。それに暑過ぎ~。たまにはドイツみたいに、週末は家族でのんびりっていうのもいいかも。庭の芝生でバーベキューとかさ・・・
日本では今「スローライフ」なんて流行って、環境に敏感な人が増えてきている。意識の高い日本の奥さんたちは「これ、体にいいから」ってドイツから輸入した無添加グッズ使ってるんだね。う~ん、ドイツにいた頃は当たり前すぎて深く考えたことなかったけど、恵まれた環境にいたんだねー。

とまあ、こんな感じでございます。

来年はいよいよドイツへ帰国。どのような展開が待っているのでしょう。私は腹をくくってドイツの地に安住できるのか?夫はどうでしょう。
「あ~、日本語の勉強しなくてよくなって、せいせいしたわ」と喜ぶか、あるいは・・・
スシ食いてえ~っ」と悶えるのか。
子ども達は!?

まだまだ先が見えない我が家です。

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  1. 2005/07/22(金) 21:20:25|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:19
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コメント

こんにちは、「希望に燃え燃え期」のエマです(笑)。

私の場合、2、3年目がしんどかったですね。もうすぐ7年目の今は全く普通に暮らしています。
思うに、「日本人」を引きずっていると辛くなるんじゃないかしら?
つまり、「日本はこうだった」「日本ならこうする」といつまでも考えていると、いつまでもその土地の人になれず、孤独な外国人になってしまう・・のでは。

両方の土地の人になれたら、これはもう人生が二倍豊かになります。
味覚の幅が広がる、人間観が広がる、歌える歌が増える、笑いのツボが増える・・・。

ところで、幼少の頃から複数の文化を吸収している子供たちは、どんな世界観を持った大人になるのでしょうね?とっても興味があります。

ビアンカさんご一家の行く末、楽しみにしています。
  1. 2005/07/23(土) 01:09:49 |
  2. URL |
  3. エマ #-
  4. [ 編集 ]

”お願いもう一回帰らして”のすまいる

「やっぱ、アメリカなんて、アメリカ人なんてよぉ~!」もだえている毎日です。
  1. 2005/07/23(土) 04:47:53 |
  2. URL |
  3. すまいる #-
  4. [ 編集 ]

ほほうー

いいですね、この年表!
ドイツ生活12年…すごいなぁ。そうですよね、山アリ谷アリですよね。でも、日本でずーっと生活していたら、ここまでの山も谷も経験できなかったかもしれないですね。日本の良さだって確認できるし。

私も、「まったく違う文化、言語で生活する気によくなれるね?不安じゃない?」って聞かれます。正直、あんまりそういうこと考えないですね。なんとかなる、っていつも思ってるので^^; 
あと「どこででもやってけそう」って私もよく言われます。もちろん褒め言葉ととってます(笑)。「でしょ!私もそう思う」って。
  1. 2005/07/23(土) 10:49:13 |
  2. URL |
  3. pino #-
  4. [ 編集 ]

今なんだろう?

大昔の2年間を考慮しなければ、現在9年目の米国生活。
今はいったい何期何だろう?
膠着や安定はしていない。不安や物足りなさばかりでもない。
たまに疲れるけれど、パワーは結構持続している。
日本を、帰る場所と思わなくなってからは過ごし方も変わったのかな?
  1. 2005/07/23(土) 17:29:32 |
  2. URL |
  3. ted toyama #j549y3BY
  4. [ 編集 ]

そうそう、若いときって、良く考えないで、わー、行っちゃえ!で来てしまうんですよね。勇気なんてとんでもない。ただ、ひとえに行きたい!だけでした。

私は16年にして今だ「お願い一回帰らせて期」から抜け出せないでいます。脳みそ酷使しすぎというのには、笑ってしまいました。私もそう。よく、あまりの重労働に脳みそが加熱しすぎ、ミーティング中とかに自動的に機能停止モードになって、大切なこととか聞き逃してしまいます。頭に煙がくすぶっているようで。

エマさん、日本を引きずっているとそうなる、とのこと。本当にそうかもしれませんね。私、思いっきり引きずってます。どうしたもんですか?一度日本に帰ったら、うんざりして思いが切れると期待してるのですが。休暇で帰るだけだと、旅行で楽しく終わってしまいます…

ビアンカさん、今日、過去プログも少し拝見しました。そうですね、どうも似たようなお年のようです。私は67年ですが。(バブルの絶頂期に就職もせず、渡独した愚か者です、挙句の果てがこの始末)私の娘も4年生です。

文章を書くのがお上手ですね。これからも時々お邪魔させていただきますね。
  1. 2005/07/24(日) 01:28:51 |
  2. URL |
  3. もんもん #MhTN5nXY
  4. [ 編集 ]

私はまだ2年生

12年と聞くと、小中学の初等教育が一区切りという感じがします。私は、もうすぐイギリス3年目ですが、毎日「日本語」漬けなので、英語の進歩はありませんね~。娘が英語の本を読み、英語で詩を書き始めたのが、ビックリの今日このごろです。
  1. 2005/07/24(日) 09:10:54 |
  2. URL |
  3. Hiro-san #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

私はもし渡仏してずっと向こうに暮らしても、始めのうち少しドタバタするかも知れませんが、何となく順応してしまってダラダラとあっちの生活に慣れていきそうな気がします。今日本でも同じようなことしてますから、あっちに行っても大してかわらないのかな…と思う今日この頃。
まったく行く予定がないからこんな能天気なことを言っているのかも知れませんが…
  1. 2005/07/24(日) 13:23:36 |
  2. URL |
  3. punipunipyonpyon #-
  4. [ 編集 ]

エマさん

そうですね~。両方の土地に慣れると、2倍楽しめる!そう考えるとお徳感で幸せいっぱいになりますね。

いろんな価値観に触れることで、気楽になれるというのもあるかもしれません。「これは絶対こうじゃないと!」というのから解放されると、いろんなことが受け入れやすくなってくるかな?

何でもよい方に活かしたいものですね~。
  1. 2005/07/24(日) 17:06:57 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

すまいるさん

すまいるさんも長いんですもんね~。ときどきリフレッシュしながら、いいところは満喫できるといいですよね。

「どこでもドアがあったらな~」なんて、私、よく思ってました。
  1. 2005/07/24(日) 17:09:46 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Pinoさん

確かに、日本にずっといたら全然違う人生だったでしょうね~。想像できませんが・・・でも、想像できないってことは、やっぱりいつかは外へ出ていたってことでしょうか。
  1. 2005/07/24(日) 17:12:03 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

ted toyamaさん

ted toyamaさんのブログを拝読していますと、ほどよいパワーが心地よく、マイペースで快適な生活をされている印象を受けます。私も自分にとって最適なテンポを見つけたいものです。
  1. 2005/07/24(日) 17:18:51 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

もんもんさん

旅行と生活では、やっぱり違いますよね~。実際に生活すると、やっぱりそれなりにあります。しがらみとか・・・

同じ外国暮らしでも、期間限定だと気が楽ですが、一生いなくてはならないとなると、いろんなことが重荷になったりするかも知れませんね。
  1. 2005/07/24(日) 17:26:49 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

Hiro-san

日本語漬けですか~。羨ましい。私が渡独したときには、まだインターネットはなく、衛星やケーブルテレビはおろか、英字新聞を入手することすら困難な状況でした。周囲には日本人ゼロ。文盲状態はかなり堪えました。

今はドイツもいろいろな食材が手に入るようになったし、飛行機代も安くなってるので、日本との距離もグッと縮まってはきましたが。
  1. 2005/07/24(日) 17:33:21 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

punipunipyonpyonさん

個人の性格によっても随分違うんでしょうねー。あまり真面目な人は思いつめてしまうかも知れませんし、保守的過ぎても異なる価値観を受け入れずらいでしょうしね。

「フランスに引っ越したぷに家」のブログも読んでみたい気がします~。
  1. 2005/07/24(日) 17:38:42 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

>もんもんさん

日本で生まれ育ったのだから、彼の土地が一番ほっとするのは当然のことだと思います。
ただ、移植された木も、新しい土に戸惑いながら、そのうちしっかり根を張りますよね。
農作物も、気候に合わせて数種類の品種があって、その土地に合ったものが出来ます。
つまり、土地に適応した方がよく育つ、のだと思います。

例えば、私はほとんど日本食を食べません。たまに機会があると、食べてとっても幸せになりますが、自炊となるとゼロです。と言うのも、結局その土地で取れたものの方がおいしいから。
魚食いだった私は、初めの内は出された小ぶりのステーキも半分残す状態でしたが、今ではお肉がないと物足りなくなりました。変わるものです。

まずは、外に出て、土地の空気を吸いましょう。
週末にはベンチに座って人間ウォッチングも楽しいかもしれません。
人が何か美味しそうなものを食べていたら、早速試してみては?

こうした適応は、実は所属する社会が変わる度に(大学、会社、転勤)、無意識でもやっていることだと思います。
何があっても自分が自分であることには変わりはないのですから、周りの変化を楽しみましょうよ。

長々と失礼しました。
  1. 2005/07/25(月) 01:37:22 |
  2. URL |
  3. エマ #-
  4. [ 編集 ]

私はまだまだ外国暮らし2年生ですけれど、お願いだから帰らせて~状態になることが時々ありますよ。
(自分の都合で来ているのだから、帰らせてもへったくれもないんですが。)
ないものねだりで、日本を美化しすぎているんだろうな、とはわかっているんですけどね。
いつかは帰りたいな、と思いながらも、日本に帰ると世界が閉ざされてしまうような不安もあったりして、、
もうちょっとしっかり自分の将来を考えないといけないですね。

通信も交通も便利になって、気持ちの中での距離は以前に比べたら劇的に縮まったんですよね。
私のようなものには本当にありがたいことです。
  1. 2005/07/25(月) 09:07:18 |
  2. URL |
  3. TLJG #-
  4. [ 編集 ]

TLJGさん

ずっと日本にいる人がいつも幸せに生きているかというと、きっとそうではなくて、やっぱり時には煮詰まったり、不満を感じたりもしますよね。ただ、外国に住んでいて不調に陥ると、それをすぐ外国暮らしと結びつけてしまうのが人間の心理なのでしょうか?

でも、なんだかんだ言いながらも、外国に行って生活する人が後を絶たないんですから、やっぱり魅力もおおいにあるってことですね。
  1. 2005/07/25(月) 10:33:19 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

もう少し一言追加

私の場合、なぜ、ここにいるのがいやなのかは、第一に仕事上での劣等感でしょうか。ビアンカさんのおっしゃるように、思いっきり「日本じゃないから」ということの責任にしてます。もう、つらくて、日本に行ってどうにもならなくてもいいから、やめる正当な理由がほしいということかな。第二に、日本文化に埋もれて暮らしたいという欠乏症。第三に退屈~、刺激がない~。国際的なことに憧れて、海外に出たのに、ここでありきたりのドイツ人田舎者生活していたんじゃ元も子もないです。二つの国の狭間で生きたいわ。
エマさん~、私、ここで超土着化してますよ。料理できないから、夫の作るドイツ飯ばかりだし、私を取り巻く条件、人、全てdomestic~!まるで、ドイツ人になりにここに来たみたい。一見、素晴らしく適応しているようで、実は無理しているのだから、つらいです。変化を楽しんでいたのは、昔のころ。今は品種改良に失敗したかわいそうな(ひとりでライオンの国に紛れ込んだ)しまうまちゃんです。
もちろん、外国で生活するっていい経験です。だから、もう一度若いときからやり直せるとしても、きっとまた来ると思います。でも、今度は4,5年で帰るかな。そして、日本内で少しドイツに関わった生活できるようにしたいです。(理想!)
  1. 2005/07/26(火) 22:47:18 |
  2. URL |
  3. もんもん #MhTN5nXY
  4. [ 編集 ]

もんもんさん

よぉーくわかりますよ~。

私は東京ではそれなりに「国際的」な仕事をしていたんですが、ドイツ(ケルン)へ行ったら英語を使う機会は皆無になり、とってもローカルな暮らしでした。日本にいると外国語が1つ2つできると、ちょっとは特技のようにみなしてもらったりしますが、ドイツでは私はただの「おバカな外国人」。がっくし・・・

今、主人がやはり同じような状況ですね。基本的に日本が好きなので、プライベートでは溶け込もうとしています。和太鼓のグループに入ったり、言葉がうまくわからなくても日本人オンリーの飲み会にも積極的に出かけていきますし。でも、職場ではやっぱり辛いらしいです。ドイツではバリバリやってるほうだったのが、こっちではミーティングでも気の利いた発言ができないし、いつまでたっても半人前。立場上はドイツ本社から来た上司のはずなんですが、日本人スタッフには「なにあの人?」と半ば無視され・・・こぼしていますよ。

それが、たまに出張でドイツへ行くと、ドイツ人同僚からは「日本に駐在してるなんて、国際的でいいねー。エッ、日本語も喋れるの?すごーい!!」なんて驚嘆されて、ちょっと気分いいみたいです。

エマさんの仰るように、どこに住んでも自分は自分、変わらないはずなので、周囲の環境によって自分の価値付けをするなんてナンセンスってわかっているんですけど、私も夫もつい...

p.s.同じドイツでも、ケルンの後に住んだタウヌスのあたりは国際的でした。住みやすかったですよ。
日本駐在一家の暮らしについて、もし詳しいことにご興味があれば、メールしてくださっても構いません。お気軽にどうぞ。
  1. 2005/07/27(水) 07:40:34 |
  2. URL |
  3. ビアンカ #JeDKLqWY
  4. [ 編集 ]

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