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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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ドイツの兵役

うちの子供達は現在、日本とドイツの二重国籍を持っています。21歳になったら、どちらかを選択しなければなりません。今は日本に住んでいますが、来年にはたぶんドイツへ帰るつもりですので、子供達はドイツ国籍を選択する可能性が高いです。でも・・・ひょっとしたら、息子は日本人でいたいと言うかもしれない。なぜなら、ドイツには兵役があるから。

えーっ、兵役なんて可愛そう!と思いますか?日本には兵役がなくてよかったねぇ、是非とも日本国籍を選びなさいよ。そう言ってくれる人が多いのではないかと想像します。でも、兵役ってそんなに悲惨なんでしょうか。

内容による、でしょうね。徴兵制度のある国は少なくありません。その国によって徴兵の期間も内容も違いますから、一般論として語るのは難しい。最近、アンナさんのブログで厳しい韓国の兵役についてはじめて知りました。デンマーク日記のさちーさんによりますと、デンマークではくじ引きで行くか行かないかを決めるのだとか。フィンランドではネット中毒者は兵役免除となるらしい・・・そして、問題のドイツの兵役は?だんだん短縮されて現在は満9ヶ月。拒否することもできます。しかしその場合は同じ期間、なんらかの奉仕活動をしなければなりません。たとえば病院や介護施設でヘルパーとして働くとか。

私「よかった。じゃ、大介にはボランティアをやらせればいいね!」
しかし、夫は反対です。
夫「ダメだ。兵役はちゃんとやらせる」

夫が高校を卒業した頃は、兵役期間は1年半でした。でも夫は4年も軍隊にいた。職業軍人として空軍に勤務していたんです。将校として貰っていたお給料を少しづつ貯金して、軍を離れてからそのお金で大学へ行き、その後は民間に就職しました。今は普通のサラリーマンです。夫は軍にいたことを恥じるどころか、誇りに思っています。大学へ入ってからしばらくは「予備将校」の身分を維持し、二年に一度程度、数週間の訓練にも通っていました。そうすることで位もだんだん上がっていき、最後には大尉になったのですが、就職してからは訓練に参加できないため、とうとう除名されてしまいました。すごーく、悔しがっています。

夫は言っているんです。
「軍人だったころの経験が、いますごく役に立ってる!」

私と違って、とても事務能力がある人なんですが、その能力もマネジメント能力も、軍人としての現役時代に培ったのだと本人は主張しております。私から見ても、サバイバル力や危機管理能力があるというか、いざっていうときに使えるなコイツ、と思います。軍隊では本当に多岐に渡る訓練をするようですから。軍人必修の社交ダンスもマスターしていますし、溺れかかっている人を救助する技も持っているので、泳ぎの下手な私も夫と一緒なら安心。軍隊生活は規則正しく、体力もつきます。運動能力もきっとアップします。

だから夫は「息子にも軍隊生活を経験させるぞ!」って言っている。そりゃ本人が「絶対にオレはボランティアの方がいい」といえば無理強いはしないでしょうが・・・

軍隊=戦争=悪。

そう考える人が日本には多いかもしれない。でも、そう言いきれるでしょうか。もちろん、ドイツが戦争に巻き込まれることは多分ない、という前提があるから、夫ものん気なことが言えるのかもしれません。私だって、息子が戦争に狩り出されるなんて絶対に嫌です。

だけど、国に軍隊は必ずなくてはならないもの。もし兵役があったら、国民の平和に対する意識ももっとしっかりしたものになるかもしれない。国を守ることがどんなに大変で、軍人の勤めが国家にとってどんなに重要なことなのか、少しは認識できるのではないでしょうか。日本にも徴兵制度が導入されるべきだ、と言いたいわけではないのだけれど・・・

兵役にもいい面があるよ。

そう言いたいです。
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  1. 2005/05/27(金) 00:00:00|
  2. ドイツ
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