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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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自立していない日本の私 (続)

アメリカでいろいろ苦労したはずなのに、性懲りもなく再び留学した私。今度はドイツ。

留学生用の入学試験に通って、晴れて大学生。さあ~頑張るぞっ!と気持ちも新たに大学生活をスタート。だけど、れれれ?入学式がない。新入生ガイダンスがない。何にもない。

これが日本だったら、あらかじめ入学案内の書類の束が送られてくる。入学式を済ませると、各種説明会がある。ガイダンス週の一日目にはこれとこれがあります。何と何を用意してください。何日に科目登録をしてください。ナニナニ費をいついつまでに払ってください。あーしてください、こーしてください。紙に説明された通りにすれば、手続きは滞りなく完了します。よほどヌケていない限り、何かをうっかりし忘れることはありません。

入学手続きが終わっても懇切丁寧な説明は続きます。「大学生活の手引き」のような冊子には、必要なことはすべて書いてある。一年生の時には何単位取らなければなりません。何回欠席すると単位あげません。何単位以上落とすと留年です。生協は何号館にあります。学食の利用法はこうです。

そればかりじゃない。大学側が発行しているわけではないが、「楽勝科目ガイド」なるものまであって、「この科目は出席を取らない」「この科目は後期レポートのみ」など、ご親切にも「サボり方」まで細かく教えてくれます。要するに、こうしなさいと言われたことを素直に実行していれば、とくべつ苦労することもなくほぼ自動的に卒業できる仕組みなんですね。

しかしドイツの大学では、かろうじて学科ごとの説明会が一回あっただけで、あとはまるっきり何の説明もありません。一体、初学期には何単位取ればいいのか。何と何が必修なのか。どこに聞きに行けばいいのか。周りの学生に「何科目取ればいいの?」と訊いても「自分の好きなようでいいんじゃない」なんて言われたりして、何が何だかサッパリわからない。わからないからボサーッっと何もしないでいると、「エッ?まだXXやってないの?」と言われて慌てふためくはめに。

七年という長いドイツの学生生活を通して、嫌というほど思い知りました。
「情報とは自分で収集するものである」

日本に帰ってきたら、情報の方からこちらへやって来るので、今さらながらびっくり。息子が学校から持ち帰るおびただしい数のお便り。毎週回ってくる回覧板。お便りを読み忘れた人もいるかもしれないというので、確認のため回って来る連絡網の電話。

電車に乗れば、「この列車は快速列車で次の駅には停車しない」と教えてくれ、「到着が二分ほど遅れる」ことをお詫びとともに知らせてくれ、「雨が降っているので傘を忘れないよう」思い出させてくれる。親切ですなあ、日本のシステムは。

「自己責任」って言葉が今の日本では流行だけど、日本にいる限り、あんまり必要のない言葉だという気がするな・・・
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  1. 2005/04/17(日) 15:27:25|
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