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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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日本は言論のパラダイス!?

先日、小林よしのりの「台湾論」を読んでみました。私は台湾へ行ったことがなく、親しい台湾人の友達もいないので、「へえ、台湾ってそんなに親日なの」と興味をそそられる一方、「本当かいな」と疑わしくも感じます。

それにしても、いわゆる「右派」の著書がこれほど巷に溢れているというのは、長年ドイツに住んだ私にとっては結構驚きであったりします。小林よしのりは、「日本には自主規制ってものがあって、言いたいこと言うのはすっごく大変!タブーを破るのに苦労してるんだ」と言っていますが、どうもたいした規制でないように、私には感じられます。彼はまあ、いいです。肩書きが漫画家ですから。でも、教育者などの「知識人」までが、根拠があるのかないのかわからないようなことも含め、堂々と持論を展開している事実はすごい気がする。無論、確固たる根拠のないことを述べているのは右派に限りません。左派だって同じこと。でも、左派の主張は内容が多少いい加減でも、国際社会で目くじら立てて糾弾されることはほとんどないですから・・・

ドイツでは、自国の過去を肯定するような発言をする人はまずいません。ドイツにもネオ・ナチだとか、その他極右団体はありますが(主に旧東独側ですが)、少なくとも「知識層」はやや左寄りで、国粋主義的・人種偏見的発言はタブー視されています。一人一人が実際心の中でどう思っているかはわかりませんけれど、ドイツ人は気心の知れない人の前で「ナショナリストのレッテル」を貼られかねない発言をするというヘマは普通しません。ちょっとでも内輪で盛り上がっていたりするとすぐに、「やっぱりドイツ人は態度がデカイ!」「第三帝国の再来か!?」と近隣諸国からバッシングを受けるのがわかっているので、迂闊なことは言えない。ユダヤ人をはじめ、みんなチェック厳しいですからね。

デュッセルドルフの日本人専用書店に、ヒトラーの「わが闘争」の日本語訳が並べられていたのを見て、あるドイツ人は驚愕し、「こんな発禁の本を堂々と・・・日本人の神経がわからん」と一言。確かに、ドイツの書店で「ユダヤ人大虐殺の嘘を暴く!」というような本が平積みされている光景はまったく想像できません。いろんな人があっけらかんとものを言っている日本とは随分違う。

同じ敗戦国なのに、どうしてこうも違うのだろう。

ドイツが大陸の真ん中にあり、日本が島国である所以なのか。
それとも、ヨーロッパでは数国語を操る人が多く、言ったり書いたりしたことはすべて近隣諸国に筒抜けなのに対し、言語的に孤立した日本では好き勝手なことを言っても周りにはどうせわからないからなのか。ときどき情報が漏れて他国の怒りを買い、バッシングされても、そのメディアを原文で読めるわけではないので、「なんか怒ってるみたいだよ」「ふ~ん」で終わってしまうのかもしれない。怒るほうも、日本のメディアにくまなく目を通した上で怒っているわけではなく、断片的な情報だけ捉えて怒っているので、話し合いにもならない・・・

あるいはこうかもしれません。ドイツは終戦後も分断状態が続いたので、統一という悲願を達成するためには国民が一致団結して一貫した態度を取る必要性があった。ドイツの一部で右派が台頭してきたのは東西ドイツの統一後でしたね・・・

「日本人は自分の意見もロクに言えない」なんてことになってるけど、結構好きなこと言っているんじゃないでしょうか・・・
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  1. 2005/03/24(木) 11:50:12|
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