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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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文系人間からの脱却?

人間を「理系人間」と「文系人間」に分けることを考え出したのは誰でしょう?

私は「文系出身」。それを自分の運命だと最近まで信じていました。国・数・英・理・社。実は中学までは、この5つの主要教科の成績はどれもたいして変わらなかった。どっちかというと国や英がマシかな~というくらいの違いだったと思います。「理系・文系」なんていう言葉も知りませんでした。ところがあるとき、誰かに「あんたは英語が得意だね」なんておだてられたのに気をよくして、「そーか、私は英語が得意なのね~」と俄然、英語にばかり力を入れるようになった。

高校へ入って、受験準備で「理系クラス」「文系クラス」に分かれることになって、英語の好きな私は「文系クラス」のメンバーとなりました。そしてその日から、私の遺憾な「文系人間人生」が始まったのです。

「文系である」=「理系ではない」 → 「理系科目が理解できなくて当然」
ひとたびこの図式が出来上がると、私の「文系人間度」は加速度をともなって増大していきました。
「理系科目ができなくて当然」 → 「やっても無意味」 → 「だから興味がない」
かくして、恐るべき科学オンチの私ができあがったのです。

科学オンチであるということは、生活の中の危険に気づかないということでもあり、非常に問題なことなのですが、幸か不幸か夫が理系なので、今日までさしたる目にも遭わずに生きてこられた。そして、夫が理系というので私はますます安心して何もしない。
夫に「ちょっとっ。頼んでおいた番組の録画、出来てなかったよ!」と文句を言われても、
「え~、わかんないよ。私、文系だからさ~」と都合の悪いことはすべて「文系である」せいにして正当化。

そんな「非科学的人生」から私を救い出してくれたのが子供達です。

子供が生まれた途端、それまで拒否してきた科学の世界と否応なしに関わらざるを得ない毎日がやってきたのです。乳幼児期には、家の中で一日中牛乳やジュースの入ったコップがひっくり返り、リモコンは落として壊され、ビデオデッキには異物が突っ込まれ・・・シミ抜き・修理に格闘する日々。毎日のように息子が怪我して、傷の手当て。そのたびに本やネットでやり方を学ばねばなりません。

少し大きくなると、子供達は「生き物」を家に持ち込み始めました。私は虫なんて、大・大・大ッ嫌いだったんですが、彼らの嬉しそうな顔を見るとダメとも言えず、夏になると我が家は、カナヘビが走り回り、蛙が飛び跳ね、レースのカーテンに見慣れないカーテン留めがいくつもついているなと思ったらカブトムシだったり・・・野生の空間と化してしまうのです。最初は嫌だったけど、だんだん慣れてきて、息子にそれぞれの虫の生態なんかを教えてもらっているうちに、いつの間にか「小さな生き物たち」が好きになってきた。

子供達が喜ぶので、苦手だったアウトドア活動にもデビュー。夏休みには一緒に科学実験。それに子供達は質問人間で、「どうしてキラキラ光る星とそうでないのがあるの?」「どうして石にはいろんな色がある?」「どうして気絶すると口から泡を吹くの?」「どうしてあくびをすると涙が出る?」「どうして海の色にはいろいろあるの?」どーして、どーして、どーして、どーしてって本当にウルサイ。「パパに聞きなさい」というのは悔しいので、「今忙しいから後でね」と言っておいて、子供達のいない間に一人図書館へ走り、「児童書コーナー」で学研の図鑑をめくって答えを探し、子供が帰ってきたら「ああ、今朝のあの質問ね、あれはこうこう」と、さも前から知っていた風に説明する。これが結構楽しい。

そんな毎日を送りながら、つくづく思ったんです。「私って今まで、なんて損してたんだろう!」自分を文系人間と決めつけて、世の中に溢れている楽しみの半分をソックリそのまま放棄していたんですね。あ~バカバカ。勿体無すぎ!!

そこで、「文系人間脱却宣言」。諦めるのはまだ早い。世の中には私のような人間でも理解できるように書かれた本もたくさんありますしね。「理系」「文系」にこだわらず、興味が沸いたテーマはどんどん追求すればよいのです。虫の生態・遺伝子・脳・料理の化学・・・面白いものはたくさんある。そしていまや「せっけんラボ」となった私の台所。アルカリ液を攪拌している私の姿を見て、夫も「こういう日が来るとは思ってなかったな~」と。「自分はこういうタイプ」なんて型にはめて、わざわざ世界を狭めることもないですね。

ところで、この本お奨めです。
「カソウケン(家庭科学総合研究所)へようこそ おうちの中の非実用?サイエンス」 内田麻理香(著)
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  1. 2005/03/28(月) 11:44:40|
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