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ドイツの式、日本の式

ぐーすか・ぶーすかさん、「イタリアよもやま話」のKNDCHKさんにトラックバックします。

日本は今、卒業式シーズンですが、ドイツには卒業式シーズンというものがありません。日本人が思い描くような「卒業式」が存在しないのです。ドイツの学校は小学校から大学まで、秋に始まり初夏に終わりますが、ドイツの学生は傍目にはわからないうちに卒業しているのが普通です。卒業式はまったく行われないわけではないようですが、出席は自由で、存在すら知らない学生もいるみたい。卒業生は特別な服装をするわけでも、式の後、謝恩会を催すわけでもなく、いつもと同じジーパンで紙切れを貰いに行くだけ。周囲から「今日卒業式だね。おめでとう!」といわれることもありません。祝いの言葉をかけてもらうのは、卒業試験に合格した瞬間で、卒業式は「晴れの舞台」とは考えられていないのですね。

そもそもドイツには「式」というものがほとんどないのです。人が一生のうちに経験する式は、普通は生まれてしばらくしてからの「洗礼式」、その後の「堅信式」という洗礼の確認のような式、「結婚式」、そして「葬式」くらいなものでしょうか。

一応、小学校には「入学式」があります。毎年秋になると、色とりどりのランドセルを背負い、ボール紙で作った円錐型の「お菓子入れ」を両手で抱えた可愛い一年生達が両親に手を引かれて学校へと向かう姿が見られます。(ドイツの小学生は学校生活の第一日目にお祝いとして、お菓子のぎっしり詰まった「学校1日目バッグ」というのを親にもらい、それを持って学校へ行くのが習わしなのです)でも、この入学式、日本の入学式を思い浮かべて行くとなんだか物足りないくらいあっさりとしています。息子の入学式は、いつの間にか始まっていつの間にか終わったというかんじ。日本の式には進行の仕方が細かく決まっていて、一種独特の緊張感と晴れがましさが伴ないますが、ドイツの式にはそういう雰囲気はまるでありませんでした。

考えてみれば、日本にはすごくたくさんの式があります。入園式・卒園式・入学式・卒業式・入社式・開会式・閉会式・始業式・終業式。これらはドイツにはほとんどありません。さらに、朝礼のように一日の中でとり行われる式もある。まだまだ七五三・成人式・結納式・落成式・出所式etc...日本人は節目が好きなのですね。

ドイツでは、何歳の何月にみんな一斉に節目を迎えるのではなく、卒業の時期、入社の時期が人によって違うので式がやりにくいのかもしれません。卒業は「単位取得次第」、入社は「就職先が見つかり次第」ですから。

もしかしたら、日本社会に式が多いのは、みなが同じ時期に同じ気持ちを味わい、同じ心構えを持つことが理想とされるからでしょうか。

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  1. 2005/03/21(月) 11:37:21|
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