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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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名前のつけ方 その1 モンゴル

あるモンゴル&ドイツ夫婦に赤ちゃんが生まれたときのこと。
子供には是非モンゴルの名前をつけようということになりました。ところが旦那さんは、奥さんが候補に上げる名前の響きががことごとく気に入らない。困っているところに、奥さんのお姉さんから電話がかかってきた。お姉さんの名前はウラナ。

旦那さん「ウラナってきれいな名前じゃない。そうだ、赤ちゃんの名前ウラナにしようよ」
奥さん「ダメだよ。姉と同じ名前なんて」
旦那さん「どうして?ドイツでは親戚の誰かの名前をもらってつけるのは普通だよ」
奥さん「モンゴルではダメなの。そんなことしたら、名前を盗られた人に災いが降りかかるかもしれないんだよ」
旦那さん「何変なこと言ってるの。いいじゃない、いいかどうかお姉さんにきいてみてよ」
しぶしぶ奥さんはお姉さんに名前をもらってもいいか聞きました。
お姉さん「ええー嫌だー」
しかたないので、Ulanaの頭にDの文字をつけてDulanaとすることで解決しました。

欧米では親子が全く同じ名前というのも珍しくなく、混同を避けるために子供のほうにJr.とつけて区別したり、アラビアでは氏がなくて、父親の名前を姓として使っているのに、モンゴルでは知人の名前をもらうのはタブーなんですね。

そういえばアイヌ民族にも似た決まりがあるのだそうです。確かずいぶん前に「月刊 言語」という雑誌で読んだ気がするのですが、アイヌの決まりでは、知人・親戚のみならず「人と同じ名前をつけてはいけない」。つまり、子供が生まれるたびに今までに聞いたことのない新しい名前を考案しなければならないのだそう。人生のある時点で、自分と同じ名前の人に運悪くも出遭ってしまったときには、どちらかが改名しなければならないとか・・・

アイヌの人にとって名前は単なる呼び名ではなく、人生を背負う、とても大事なものなのでしょうね。
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  1. 2005/03/04(金) 07:57:57|
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