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名前のつけかた その2 ドイツ

「すでに世の中に存在する名前を子供につけてはいけない」
というアイヌ民族と全く逆なのがドイツ。ドイツでは、
「すでに世の中に存在する名前しかつけてはいけない」。

結婚したとき、お役所からもらってきた書類の中に「望ましい名前リスト」というものがありました。これはなんじゃいと不思議に思ったら、将来子供が生まれたら、なるべくそのリストの中から名前を選べというのです。好き勝手に名前を決める自由を与えると、子供に「コカコーラ」とか「バームクーヘン」とか、名前らしからぬ名前をつけてしまう親がいるかもしれない。そうなったら子供はそのせいでいじめられるかもしれない。だから、ちゃんと「名前らしい名前」をつけてやらなきゃならない。でも名前らしい名前って?それは簡単。「すでに存在している名前」が名前らしい名前なのです。

「望ましい名前リスト」にある名前は、男女別にそれぞれ数十個。どうりでドイツ人は同じ名前の人が多いと思った。命名の決まりにはもう一つあって、「男か女かわからない名前をつけてはいけない」。ドイツにも日本でいう「かおる」や「つかさ」などの男女どちらにも使える名前がいくつかあるのですが、そうした名前を選んだ場合にはミドルネームとして性別がはっきりわかる名前を付け加えなければなりません。名前の数に制限はないので、5つ6つ持っている人もいます。

リストにない名前を選んだ場合には、それが「すでに名前として存在する」ことが証明されない場合、受け付けてもらえません。同じドイツでも地域によって「よくある名前」が微妙に違うので、北ドイツ出身の人が南ドイツで出産してお役所に届出に行ったら「こんな名前ありません」と却下され、「北ドイツにはあるんですっ!」と訴えてようやく受理、ということもあるみたい。

また、ドイツではだんだん移民が増えているので、お役所のほうでもそれに対応すべく、「世界人名辞典」だとか主要エスニックグループごとの「名前リスト」を用意してるらしいです。アルメニア系イラン人の友達が子供に「ダニエル」とつけようとしたら「あなたたちイラン人でしょ。イラン人名前リストから選んでください。ダニエルなんてイラン人の名前じゃない」と却下されそうになり、「国籍はイランだけどアルメニア系でキリスト教徒なんです」と訴えてようやく許可してもらったそう。

うちの子供たちはファーストネームがドイツ名、ミドルネームが日本名なのですが、日本名のほうは日本国領事館で「日本にはたしかにそういう名前が存在します」証明書を発行してもらい、無事受理されました。


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  1. 2005/03/05(土) 07:56:31|
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