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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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この色何色?

ドイツ人である夫と、どうも話が通じにくいことがあります。

「オレの緑のジャンパー汚れたから洗っといて」
朝食の席でこう言われたりする。でも、夫は緑のジャンパーなど持っていないのです。
私「緑のって?」
夫「だから緑のだよ。いつも着てるやつ」
私「はぁ?いつも着てるのは茶色のでしょ」
夫「茶色のなんて持ってないだろ!」
あ~もう!これだよっ、と夫が玄関から持って来た上着を見ると、それは茶色。
私「やっぱり茶色じゃない」
夫「これのどこが茶色いの?緑だろ~」

またあるときは、
夫「去年買った紫のスキーウェアさ~」
私「紫?白と黒のツートンでしょ」
夫「違うよ。シルバーと紫だよ。覚えてないの?」
私「絶対に白黒だよ。何言ってんの?」
夫「じゃあ、持ってくる!」
私「ほらっ!私の言った通りだ」
夫「へ?あんたおかしいんじゃないの?これどう見ても紫だよ」
私「はぁ?あんただよ、おかしいのは。眼科行ってきたほうがいいよ」
そこへ息子&娘が二階から降りてくる。
私「ちょっとちょっと。これ黒だよね?」
夫「正直に言いなさい。紫だよな?」
息子&娘「うぅぅ・・・く、くろともいえるし、むらさきとも・・・」(困ってる)

どうも色の定義が違うみたいなんですよね。そういえば、ドイツで日本語教師していたときにも、生徒が茶色いセーターをオレンジと言ったりするので混乱しました。紅茶はドイツ語では「黒茶」と言います。硬水でお茶を入れるとかなり色が濃いので、確かに赤とは呼べないんですけど・・・

などという日常を送っていましたら、澁澤寅彦さんのブログに興味深い記事がありました。
鈴木孝夫氏の「日本語と外国語」という本を読むとこの謎が解けます。
  
この本、私も読んでみたのですが、「やっぱり!!!」な事実がそこに・・・
実は私には苦い幼稚園時代の思い出があるのです。お絵かきをしていたら先生が、
「ビアンカちゃん。違うでしょ。お日様は赤色」
私は太陽を黄色く塗ってました。他の子はみんな赤。
「でも、でも・・・」
「でもじゃないの。お日様は赤ね」
子供心にとても反発しました。だって、私には黄色くみえるんだもん!強情な私はそれからも黄色い太陽を描き続けたけど、親は「この子おかしいんじゃ・・・」と心配してました。
ところがドイツに行ったら、ドイツの子供たちはみんな黄色い太陽を描いているではないか。なあ~んだ!

鈴木先生の著書にも「ヨーロッパでは太陽は黄色」と書いてありますわ。私の目がおかしいわけじゃないらしい。さらに、「フランスではりんごと言えば連想する色は緑」という新事実も発見。日本人が明らかに緑っぽい信号の色を「青」と言うのを欧米人は不思議がっていますが、私もいまだに英語やドイツ語を話していても「あっ。信号が青になった!」と言ってしまうのです。「信号の色は青」というイメージが完全にインプットされていて、実際に目に入る色は意識していないみたい。これぞ文化のバイアスですね。

色に関する情報満載のサイトを見つけました。
 
 多文化理解辞典

面白いですよ。
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  1. 2005/03/07(月) 07:49:59|
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