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オリーブ100%の石けんは肌にはすごくいいけど、溶けやすく泡立ちもいまひとつ。オリーブのよさを活かしながら使いやすくしたのがオリーブ72%のマルセイユ石けん、というのが定説です。私もそれを信じてマルセイユベースのものばかり作っていました。ネットで手作り石けんの店を見ても、やはりほとんどがマルセイユベース。私にソープメーキングの手ほどきをしてくれた綾さんも「オリーブだけの石けんのほうが断然肌にいいけど、柔らかいのがねぇ・・・」と言っていました。
ところがびっくり!おとといキャビネットの奥に1年前に綾さんにもらったオリーブ石けんが一個残っていたのを偶然発見して、何の気なしにお風呂でそれを使いました。そうしたら、肌はすべすべのモチモチ、髪の毛はサラサラ、ものすごーーくよくて感動モノ。12ヶ月熟成のオリーブ石けんは3ヶ月熟成のマルセイユ程度には固く、非常にマイルドになっていました。マルセイユも決して悪くないけど、その比ではない素晴らしい使用感。
これはすごい。
石けん熟成は最低4週間。でも2~3ヶ月ねかせたほうがグッとよくなるというのは実感していましたが、酸化させないようにすればもっと熟成させたほうがいいのかも。
でも、たくさん作るのに1年もねかせるのは現実的ではありません。そこで、オリーブ石けんのたねにギリギリに抑えたミツロウとハチミツだけを加えて仕込み、半年熟成させれば、マルセイユよりもマイルドな石けんができるのではないか・・・と考えが浮かびました。
早速、昨日2バッチ試作。一つはプレーンな無香料のもの。もう一つは昆布パウダーを加えた「ケルプ石けん」。ケルプの方は昆布くさいので、しかたなくエッセンシャルオイルを入れました。色もまずそ~な汚い緑色になっちゃってちょっと後悔したのですが、型入れして一晩置いたら色が抜けて、なかなかいい感じのうぐいす色に落ち着いていました。ほっ。
しかし、手作り石けんの香り付けにエッセンシャルオイルを使うのはあまりに無駄ではないかと、こないだ綾さんとも話していたんです。だって、苛性ソーダに負けずに香りが残るようにしようと思ったら、大量のオイルを入れなくてはいけなくてあまりに高くつくし、薬効の高いものをそんなに入れてもいいものなのか、という疑問もあります。石けんの香りづけならグレードの低いフレグランスオイルで充分じゃないでしょうか・・・
まだまだ実験は続きます。
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- 2005/02/14(月) 13:59:23|
- 日常
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