わいるどわ~るど 

異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

カイロ その4

カイロといえば「エジプト博物館」。ギザ市のピラミッドは入れ物だけで、中はからっぽなのですが、古代エジプトの文化遺産を見たいと思えば、この博物館に行けば満喫できます。

自称「博物館フリーク」の私だけど、あんなにすごい博物館は他に見たことがありません。何があるって、とうていここに書ききれないほどのおびただしい数の発掘物がそこに展示されているのです。しかし展示という言い方は、この博物館の場合、あまりびったりな表現ではないかもしれない。
「古くなったものを物置に押し込んだよ」
というほうが、むしろその雰囲気を正確に伝える気がします。
とにかく、もの凄い古さと規模の発掘物が、これでもかこれでもかという風にそこに押し込められています。

日本へ来たエジプト人観光客に「これが日本最古のお寺です」と法隆寺を見せたら白けていたと、どこかで聞いたけれど、これじゃ当然でしょう。


古代文明も素晴らしいけど、私がもっと興味を持っているのは実はエジプトの現在。旅行に行くと必ず、その土地の生活がわかるような本と料理の本を一冊買って帰るのを楽しみにしています。カイロで手に入れた本で、とても気に入った一冊が、

" Between Marriage and the Market. Intimate Politics and Survival in Cairo. "
Homa Hoodfar 著 1999

イラン人文化人類学者のカイロでのフィールドワークをまとめたもので、カイロのアメリカン大学の書店で購入しました。

主にカイロの女性の生活について書かれているのですが、とても興味深いことがたくさん書いてあります。なかでも、ほぉ~と思ったのが、働く女性の服装に関する部分。エジプトはイスラム圏の中では戒律がそれほど厳しくないほうのようで、女性も必ずしもムスリム・ルックで歩いているわけではないのですが、欧米人と変わらぬスーツ姿のOLとスカーフOLとが共存する社会ってどうなっているのかな?と気になりました。

この本の説明では、それまで欧風の服装でいた近代的女性がある日突然ムスリム・ルックに転向することはよくあることで、近年その傾向は強くなっている、のだそう。そしてそれは、若い女性の信仰心が篤くなったからというより、むしろ経済的効率を考えてのことらしい。

ある女性の告白によると、
「以前はスカーフ被ってなかったけど、被るようになりました。だってそうすれば朝、髪の毛セットしなくてもいいから楽だし、スカーフ被ってると洋服も2~3着を着まわせばいいから安く上がる。スカーフ被ってるような女性が毎日違うおしゃれなスーツ着てくるなんて、誰も期待しないでしょ」
(注: 本からの正確な引用ではありません)

なるほど~。
スポンサーサイト
  1. 2005/02/07(月) 19:16:11|
  2. 旅行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<娘(5歳)の憤り | ホーム | 外国で友達を作ろう!作戦>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://ethno.blog13.fc2.com/tb.php/104-3478f263
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。