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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ

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子供部屋で育まれるメンタリティ




ドイツでは、赤ん坊が生まれると子供部屋に一人で寝かされるのが一般的です。我が家の場合は親の寝室にベビーベッドを置いたのですが、ドイツ人に話すとよく驚かれました。友人のウヴェは、「たとえ我が子といえども、個人的なスペースに入り込まれるのには抵抗がある」と言います。随分と冷たく聞こえるかもしれませんが、彼は冷たい性格の持ち主ではありません。人懐こくて子供好きな人です。

ウヴェの家では、下の子が生まれたら、その子のためにもう一部屋を用意しました。わざわざそのために広いアパートに引越しまでしたんです。
「お兄ちゃんと同じ部屋に寝かせればいいのに」
私はそう思ったのですが、赤ん坊であっても一人一人個別の空間が必要なのだと、ウヴェと奥さんのイリスは言うんです。
なんだかピンと来ませんでしたが、人の家のことなので「ふーん」で終わってしまいました。

さて、明日はうちの息子の学校の家庭訪問で、担任の先生がいらっしゃいます。片付けなくちゃ、ということで今日は大掃除。もしかしたら子供部屋も覗かれるかもと思い、二階に上がると、子供部屋はいつものごとく散らかり放題。まったくもう!
「いいかげん片付けなさ~い!」
数日ごとに一応叱るのですが、
「僕が使ったんじゃないよ」
「散らかってるのは私のものじゃない」
責任のなすりあい。なんで僕ばっかり?なんで私が?キーキーギャーギャー。兄妹間でバトルが始まります。

あーあ、とため息つきたくなりますが、ドイツではこういう問題ってないのかな。一人一部屋ですから、それぞれが自分の部屋を片付ける。おしまい。散らかしたのはアイツなのに、自分が片付けさせられた!なんてカッカくることもないのでしょうか。しかし、日本の住宅事情では子供部屋があるだけ恵まれているんですから、衝突を避けるため部屋を分けるなんて無理。当人同士の間で折り合いをつけてもらうしかないなあ。

そういえばドイツの会社や店などでは、何か問題が起こると、それぞれのメンバーが「自分のせいではない」ことをアピールする傾向があります。レストランで注文したものと違うものが運ばれてきたからと、たまたま近くにいるウェイトレスに苦情を言うと、「あなたの座っているテーブルは私の担当ではありません」と言われてしまったりする。だってあなたもここの従業員でしょ、というのは通じないことが多い。連帯責任という考え方はドイツ人には希薄なように感じられます。「自分の責任の範囲はここからここまで」彼らのそんな意識の芽生えは、すでに子供部屋で始まっているのかもしれない・・・
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  1. 2005/06/08(水) 10:51:00|
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