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異文化好き好奇心人間の世界考察ブログ
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Kiasuさんのブログ、しゃべるマーライオンを拝読して知ったのですが、シンガポールでは客はファーストフード店で食べ終わった後にトレーを自分で片付けないのだそうです。この話題で、ちょっと前に読んだ「マクドナルドはグローバルか 東アジアのファーストフード」を思い出しました。

この本によると、マクドナルドは世界中の至るところにあるので、グローバル文化の象徴のように言われているけれど実はそうでもない。マクドナルドはその国々で、そこの文化や価値観に合うようにローカル化しているらしいです。

国によってファーストフード店の定義も違えば、利用法も違うということで、アジア各国のマクドナルドの利用状況が紹介されています。なかなか面白いので、かいつまんでご紹介しますね。

北京のマック 
中国人は一般にマックの食べ物の味は嫌いだが、雰囲気がロマンチックで快適であると人気がある。最初の店がオープンした頃は、中国人はマクドナルドをレストランだと思っていたので食べ終わった後、トレーは放置していたが、そのうち外国人が自分でトレーを片付けているのを見て、だんだんそれが定着していった。自分でゴミを片付けることは「文化的レベルの高さ」の証明と見なされる風潮も。

中国人にとってマックは一種のレジャーセンターで、のんびりと食事をするのでファーストフードというよりもむしろスローなくつろぎの場所。中華料理店でパーティをするのは時代遅れ、マックでのほうが洗練されていると考える。

香港のマック 
食べ物の豊富な香港でマクドナルドが成功した理由の一つは「トイレが清潔だから」。それまでは香港ではトイレの衛生は重要視されていなかったが、マックができて以来、清潔なトイレの快適さが認識されるようになり、香港全体のトイレ水準が上昇した。

台北のマック 
公共の空間としての要素が濃い。マックの店舗は広場に面したところや学校に隣接したところにあることが多く、マックの周りには屋台が立ち並び、そこに人々がたむろして世間話や商談の場になっている。子ども達にとってはマックは宿題をする場所。

ソウルのマック 
アメリカ文化の流入に抵抗のある韓国では、マックは当初、現地企業との合弁会社としてオープンした。韓国のマック利用客の男女比は三対七。男がマックに行くなんてカッコ悪いと思われている。

客が長居をするので回転を早くするために「ホステス・サービス」が導入された。ホステスが客のトレーを片付けながら、「さっさと帰れ」と無言の圧力をかける。

日本のマック 
「てりやきバーガー」など独自メニューが多い。日本のマックは社会の上層の人が利用する場所ではない。背広を着てマックに入るのは外国人くらい。日本人は食べ物を手で食べることに抵抗があるのでハンバーガーを紙で包んだまま食べる。


アジア全体に共通しているのは、マクドナルドが「食事をする場所」というより、「たむろする場所」「遊び場所」として認識されていることみたいですね。アメリカ人にとってマックは文字通り「ファーストフード」の店で、ドライブスルーの普及率も高く、長居をするためにある店ではないのでしょう。

私はあまりマックに行かないので、マックの各国比較をしたことがありませんし、この本に書いてあることがどの程度一般化できるものかわかりませんが、マック文化はその土地土地で違うということは大いにありそうです。
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